Photoshop 2023に保存できない不具合。バージョン24.3で発生。対処方法あり
Adobeは、同社製アプリケーションPhotoshop 2023 バージョン24.3において、保存ができない不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
Photoshop 2023 バージョン24.3へとアップデートすると、アクションによる『保存』を実行した際、「コマンド処理を完了できません。プログラムエラーです。」という表示がされて保存ができません。
具体的には以下の事例が報告されています。
- 保存を含むアクションを実行するとエラーが出る
- 保存を含むアクションのバッチ処理をするとエラーが出る
- アップデート後以前利用していたアクションがエラーによって実行完了出来ない
対処方法・回避策
この不具合を回避するには、以前のバージョン(Windowsは24.2.1、Macは24.2)に戻すようAdobeは案内しています。手順は以下。
- Creative Cloudデスクトップアプリを開きます
- アプリ左上にある『全てのアプリ』を選択し、Photoshopの項目の横にあるその他のオプションを表示するアイコン『…』をクリックします
- ドロップダウンリストで『他のバージョン』を選択します
- 表示されるリストからWindowsは『Photoshop 24.2.1』、Macの場合は『Photoshop 24.2』の横にある『インストール』を選択し、完了をお待ちください
また、バージョンを戻す際には、セキュリティソフトとの競合やネットワークの遅延による誤作動により、設定やプリセットが初期化される恐れがあるとし、以下の『Sttings』と『Presets』フォルダをバックアップ(コピー)して、バージョンを下げたあとに元の場所へ上書きするよう案内しています。
Windows:
C:\ユーザー\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Photoshop 2023\Adobe Photoshop 2023 Settings |
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Windows:
C:\ユーザー\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Photoshop 2023\Presets |
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なお、上記フォルダには隠しフォルダが含まれているため、もし、アクセスできない場合は『Windowsの隠しファイルおよび隠しフォルダーを表示する』または『Mac OSでユーザーライブラリフォルダーを表示できない』のページをご覧ください。
現在、Adobeのエンジニアチームはバグの修正に取り組んでおり、進展があり次第、本不具合のページを更新するとのことです。