34コアのIntel Raptor Lake CPU。ワークステーション・HEDT向けとして投入か

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Intel Raptor Lake 34コアウェハー

Intelは、ワークステーション・HEDT向けに34コアのRaptor Lake CPUを準備している模様です。海外メディアのTom’s Hardwareが報じました。

サンノゼで開催されているIntel Innovation 2022では、Raptor Lakeダイのウェハーが展示されている。その中には、34コアのRaptor Lakeダイのウェハーがあった。Intelは最大24コアのRaptor Lake CPU (Core i9-13900K)を発表したが、34コアモデルについては言及していない。

Intel Raptor Lake 34コアウェハー

ウェハーには『L-Wafer-RPLS-34C-1 Raptor Lake-S, 34 Core』と記されている
ウェハーには『L-Wafer-RPLS-34C-1 Raptor Lake-S, 34 Core』と記されている

ウェハーをよく見ると、そのデザインは標準的なRaptor Lake CPUとは異なる。IntelのデスクトップCPUでお馴染みのリングバスではなく、メッシュでつながっているようだ。また、8つのDDR5メモリコントローラーやUPIブロックと思われるものも確認できる。これらはすべてデスクトップCPUにはないものだ。

ダイには34個のコアエリアがあるが、これらはすべてP-Coreの可能性が高く、デスクトップPCで見られるようなE-Coreは含まれていないようだ。また、そのダイサイズはデスクトップCPU用のパッケージに収めるには大きすぎる。

これらのことから、このウェハー・ダイは、ワークステーション市場向けのCPUである可能性が高い。Saphire RapidsのMMCダイと共通点が多いが、ワークステーション市場では『Raptor Lake』としてブランディングされるのかもしれない。

RaptorLake

Posted by にっち