12VHPWRに早くも後継。12V-2x6コネクタへ置き換え予定。PCI-SIGが準備を進める
12VHPWRコネクタに早くも後継コネクタが登場しました。海外メディアのTechPowerUpが報じました。
igor’sLabがPCI-SIGの技術変更通知の草案を入手した。その内容によると、12VHPWRコネクタの寿命は長くないようだ。PCI-SIGは、12VHPWRコネクタを12V-2x6コネクタへと置き換える準備を進めている。これは、ATX 3.1とPCI Express 6.0 (PCIe 6.0)仕様の一部となる。
この新しい12V-2x6コネクタは、物理的に大きな変更はないが、機械的な変更が加えられている。良いニュースとしては、少なくとも草案の段階では12VHPWRコネクタと後方互換がある。 大きな変更点の1つは、センスピン(4ピン)による給電モードが変わる。これまでの600Wモード、450Wモードに加えて、300Wモード、150Wモードが加わる。また、PCI-SIGは、ケーブルの設計と品質に関して、より厳しい要件を追加した。 12V-2x6コネクタにより、12VHPWRコネクタで発生していた問題のいくつかを防ぐことが期待される。PCI-SIGが12V-2x6コネクタの仕様を確定すれば、さらなる詳細が判明するだろう。 [Source: TechPowerUp] |
GeForce RTX 4090が発売された当初、12VHPWRコネクタが融解したとの報告が相次いでいました。この件について、NVIDIAは「融解するのはコネクタをきちんと差し込んでいない(半差し状態)ことが原因」と発表しました。この発表以降、融解報告は減ったものの、それでも、きちんと差し込んでいたにも関わらず融解したとの報告(1 / 2)が後を絶っていません。そして、これらの報告の原因がどこにあるのかはいまだに判明していません。
本当に12VHPWRコネクタに問題がないのであれば、そのままの仕様で使い続けるでしょうが、こういった変更が入るということは、やはり12VHPWRコネクタおよびケーブルの仕様に問題があったのではないかと疑ってしまいます。