いまだに多くの12VHPWRコネクタが融解。ある修理業者は毎月100枚ものGeForce RTX 4090を修理
いまだに多くのGeForce RTX 4090の12VHPWRコネクタが融解している模様です。海外メディアのTom’s Hardwareが報じました。
GeForce RTX 4090の12VHPWRコネクタの融解が最初に報告されてから1年以上経ってもこの悲劇は続いている。 修理業者であるNorthridgeFixの修理担当者は、今でも毎月100枚もの12VHPWRコネクタが融解・故障したGeForce RTX 4090を修理しているという。修理担当者は「私たちは毎週20~25枚の(壊れた)GeForce RTX 4090の修理依頼を受けている」と述べている。この量は、いかにこの問題が広範囲にわたっているかを浮き彫りにしている。 2022年11月、NVIDIAはGeForce RTX 4090の電源コネクタが融解する原因は、いわゆるコネクタの『半差し』に起因するものであり、ユーザーエラーであると説明した。 しかし、PCI-SIGは12VHPWRコネクタを再設計し、互換性のある12V-2x6コネクタを開発した。これはPCI-SIGが再設計しなければならないほど、12VHPWRコネクタの仕様に欠陥があったことを示唆している。 NorthridgeFixの修理担当者は「過去に何度も議論してきたことだが、GeForce RTX 4090のコネクタが融解するのはユーザー側の問題ではない」と述べている。 [Source: Tom’s Hardware] |
NVIDIAは12VHPWRの融解は『半差し』が原因とし、使用者に注意喚起を行いましたが、NorthridgeFixによるといまだに多くのGeForce RTX 4090が融解して修理に持ち込まれているそうです。
12VHPWRに問題がないと断言できるのならば、そのまま使い続けるでしょうが、NVIDIAはGeForce RTX 4000シリーズ製品のコネクタを12VHPWRから12V-2x6へとひっそりと変更しました。この変更はいわゆる『サイレント修正』で、変更を行ったことや理由などはアナウンスされていません。