【CPU】 有志作成の電源プランでRyzen 3000シリーズがパフォーマンスアップ!? [Update 1: v1909用プラン追加]
Ryzen 3000シリーズ向けにチューニングされた有志作成のカスタム電源プラン『1usmus Custom Power Plan for Ryzen 3000 Processors』が公開されました。このプランを使用することで、ブーストクロックの向上およびブーストに関係のないコアの負荷と温度の低下が見込めるとのこと。特にRyzen 9 3900X / 3950Xに対して有効とされています。
海外メディアのTECH POWER UPがこのプランでCinebench R15のシングルスレッドテストを行ったところ、
Ryzen 9 3900XはAMDの電源プランよりも平均200MHz高いブーストクロックに達したとのことです。強い! とはいえ、必ずしも効果があるわけではなく「効果がなかった」といったユーザー報告も出ています。効果があればラッキーといったところですね!
以下、この電源プランの使用方法になります。
まず、注意事項ですが、自己責任にてご利用くださいませ。よくわからない場合や、何かあっても元に戻せそうにない場合はおすすめいたしません。
前提として、マザーボードのBIOS設定を以下のようにしておく必要があります。
- Global C-state Control = Enabled
Power Supply Idle Control = Low Current Idle
CPPC = Enabled
CPPC Preferred Cores = Enabled
AMD Cool'n'Quiet = Enabled
PPC Adjustment = PState 0
次に、以下のページより電源プランとなる『1usmus Custom Power Plan for Ryzen 3000 Processors v1.0』をダウンロードしてください。
TECH POWER UP
1usmus Custom Power Plan for Ryzen 3000 Processors
zipファイルを解凍して『install.bat』を実行すると、以下のような画面が表示されてインストール完了です。
そして、以下の電源プランが追加されます。
『1usmus Ryzen Power Plan』を選択すれば完了です。
あとは実際に何かしらのベンチマークを回してみてスコアやクロックが上昇しているかご確認くださいませ。グッドラック!
2019年11月20日付けにて、バージョンが1.0から1.1へと上がった『1usmus Custom Power Plan for Ryzen 3000 Processors v1.1』が公開されました。v1.1をインストールすると2種類の電源プランが追加されます。違いは以下になります。
- 1usmus Ryzen Power Plan
Windows10 v1903 May 2019 Update以前用 - 1usmus Ryzen Universal
Windows10 v1909 November 2019 Update以降用
v1903以前の方は前者を、v1909以降の方は後者をお使いくださいませ。