【マザボ】 ASUSのZ390マザーボード環境にWindows10をインストールすると、勝手に『AsusUpdateCheck』というサービスが登録される。これはいったい?
ASUSのZ390マザーボード環境にWindows10をインストールすると、勝手に『AsusUpdateCheck』というサービスが登録されて、『ASUS Armory Crate』というソフトウェアをインストールしようとする機能があることが判明しました。
この機能はBIOS側に組み込まれており、特別な操作を必要とせずWindowsのサービスに登録されます。
これらのサービスやソフトウェア自体は、Windows側で検出できないドライバを拾ってくる便利機能となっており、悪意のあるものではありません。しかし、マザーボード側の設定でデフォルトで有効になっているため、知らずにOSのセットアップを行うと「入れた覚えもないのに登録されている」という状態になります。
この機能について調べた海外メディアのTECH POWER UPは以下の問題点を指摘しています。
- この機能に万が一にも脆弱性が見つかった場合、修正するにはBIOSアップデートが必要になる
- デフォルトで有効になっているため、ユーザーのIPアドレスやハードウェア構成などが、同意なくASUSに送信される
- EU一般データ保護規則(GDPR)に準拠していない
また、TECH POWER UPは「機能や意図自体は悪くないが、もっと透明性が必要だ」とも指摘。同サイトのユーザーコメント欄では「『ユーザーのために』を名目にプライバシーの侵害を許してはいけない」といった厳しい声や「Z390だけでなくROG CROSSHAIR VII HERO(2018年4月発売AM4用マザー)にも同じ機能がある」といった声も出ています。
プライバシー面が気になる方や、この手の機能を不要と感じる人はお気をつけくださいませ。UEFIから無効にしていないと消しても復活します。不要な方はUEFIから無効(TOP画像参照、Enabled → Disabledに変更)にしておきましょう。