【アプデ/CPU】 Win10v1803用マイクロコードアップデートKB4100347を適用するとBroadwell-E環境でOCが効かなくなる。対処方法あり
Windows10 v1803 April 2018 Update用のIntel CPUマイクロコードアップデートKB4100347を適用すると、Broadwell-E環境でCPUのオーバークロックが効かなくなる場合があるという報告が出ています。
ASUS ROGフォーラムによると、以下のことが判明しています。
- 今のところBroadwell-Eでのみ不具合発生。
- Haswell-Eでは不具合を確認できず。Haswell-EではしっかりとOCできているとの報告あり。
- ASUSとEVGAのX99マザーボードとの組み合わせで不具合発生を確認。他マザーボードは不明。
X99&Broadwell-E勢はお気をつけくださいませ。オーバークロック機能を復活させる方法は非常に簡単で、KB4100347をアンインストールするだけで直ります。(なお、報告には出ていませんがWin10v1709用KB4090007や他のOSバージョン用マイクロコードでも発生する可能性は十分にあります)
注意点として、KB4100347はCPUの脆弱性を塞ぐためのマイクロコードのため、BIOSアップデートのマイクロコード、またはKBのマイクロコードのいずれかが適用されていないと、穴は開いたままになります。
備考: BIOSアップデートのマイクロコードと、KBのマイクロコードの違いについては下記の記事を最後までご覧くださいませ。 余談ですが、2018年9月24日時点でのKBのマイクロコードの最新版はKB4346084です。しかし、こちらはまだBroadwell-Eには対応していません。 |
それを承知の上で、この不具合が解消されるまでオーバークロックを優先したい場合は、再度KB4100347がインストールされないように非表示入りにしておきましょう。非表示入りにはMicrosoft公式ツールの『wushowhide.diagcab』でもできますが、サードパーティ製の『Windows Update MiniTool』の方が直感的にわかりやすく高機能で便利です。