【モニタ】 悲報 4K 144Hzで表示すると画質が低下。高画質にするには120Hz以下に
(Source:Reddit / TECH POWER UP / Acer Community / ANAND TECH)
4K 144Hzモニタ使用者から 「144Hzだと画質が低下する」 という報告が出ています。これはDisplayPort 1.4の帯域が不足しており、4Kで144Hzを達成するためにYCbCr 4:2:2が使用されていることが原因となっています。
4:4:4の最高画質との比較がこちらになります。
画質の低下を防ぎ、RGBまたは4:4:4の最高画質で出力をするためには、通常の8bpcで4K 120Hz、HDR 10bpcだと4K 98Hz以下にしないといけません。
実際、144Hzでの画質の低下が、どの程度なのかというと、
- ゲームに関してはほとんどの人が画質低下に気づかないレベル
- デスクトップやテキスト表示はぼやけた表示になって視認性が悪く、リフレッシュレートを下げたくなるレベル
といった具合だそうです。
この仕様をちゃんと公表しているのなら良いのですが、驚いたことに 「この件についてモニタのスペック表記でまったく言及されていないことが大きな問題だ」 と、海外メディアのTECH POWER UPは指摘しています。たしかに、Acer Predator X27やASUS ROG SWIFT PG27UQのページを見てもそういった表記はありません。
2018年6月現在、4K 144Hzモニタは海外で約2,000ドルで販売されています。この仕様を許容できるのなら良いのですが、許容できない人が高いお金を出して知らずに買ってしまったらブチギレレベルではないでしょうか。心当たりのあるメーカーはきちんと仕様を公表し、Web上のスペックやマニュアル等へも掲載して、真摯に対応していただきたいものです。