【アプデ】 Microsoft、Intel CPUの脆弱性に対応したWin10各バージョン用マイクロコードアップデートを公開
先日、MicrosoftはIntel CPUの脆弱性(Spectre Variant 2)に対応したWindows10 v1803 April 2018 Update(A2U)専用マイクロコードアップデートKB4100347を公開しましたが、他のバージョン用のマイクロコードアップデートも公開しました。
バージョン | KB&DLリンク |
v1803 April 2018 Update | KB4100347 [ダウンロード] |
v1709 Fall Creators Update | KB4090007 [ダウンロード] |
v1703 Creators Update | KB4091663 [ダウンロード] |
v1607 Anniversary Update | KB4091664 [ダウンロード] |
v1507 Threshold 1 | KB4091666 [ダウンロード] |
新たなマイクロコードアップデートがリリースされたときは、下記のページで案内が予定されています。
- Microsoft
Intel 製マイクロコードの更新プログラムの概要
以下、これらのパッチとBIOSアップデートとの違いの簡単な説明になります。
マザーボードメーカーが提供するBIOSアップデートの場合はPC起動時にマイクロコードがCPUに読み込まれるため、全てのOSにマイクロコードが適用されます。Microsoftが提供する各OS用KBの場合はWindows起動時にマイクロコードがCPUに読み込まれるため、Windowsでのみマイクロコードが適用されます。
マイクロコードを含むパッケージ | マイクロコードの読み込み | 適用範囲 |
KB4100347 (A2U) KB4090007 (FCU) KB4091663 (CU) KB4091664 (AU) KB4091666 (TH1) | Windows起動時 | 各KBを適用しているWindowsのみ |
マザーボードのBIOSアップデート | PC起動時 (OS起動前) | 全てのOS |
つまり、BIOSアップデートを既に適用済みの場合は各KBを適用する必要はありません。
各KBは技術的にはWindowsのパッチのひとつとして動作しているため、もし、マイクロコードに何かしらの不具合があった場合は、Windows上から普通にアンインストールができます。マザーボードにBIOSアップデートを行う前に、問題がないかどうか確認しておく手段としてもお使いいただけます。