【CPU】 RYZEN 7 2700Xの各種ベンチマーク公開
RYZEN 7 2700Xのレビューが各所で一斉に公開されました。詳細は下記のレビューリンクへどうぞ!
<日本国内>
4gamer
「Ryzen 7 2700X」「Ryzen 5 1600X」レビュー
マイナビ
Ryzen 7 2700X/Ryzen 5 2600Xレビュー
<海外>
PC Perspective
The Ryzen 7 2700X and Ryzen 5 2600X Review: Zen Matures
ANAND TECH (注:ゲームベンチのリザルトが異常、詳細はこちらをご覧くださいませ)
The AMD 2nd Gen Ryzen Deep Dive: The 2700X, 2700, 2600X, and 2600 Tested
TECH POWER UP
AMD Ryzen 7 2700X 3.7 GHz Review
PCLab.pl
AMD Ryzen 7 2700X i Ryzen 5 2600X
HEXUS
Review: AMD Ryzen 7 2700X and Ryzen 5 2600X
ということで、サクッと各種パフォーマンスを見ていきましょう。まずはCinebench R15から。
マルチは1801cbとぶっちぎり、シングルも178cbと大分伸ばしてきました。IPCに関しては、Cinebenchベースで単純計算したときは7%という数値が出てきましたが、AMDによると、AIDA64ベースの場合は
3%のIPC向上とのことで意外にもかなり小さめとなっています。
お次は気になるゲームパフォーマンスです。4gamerは 「多くのタイトルで「1920×1080ドット解像度以上なら互角」になっている点も押さえておきたいところである」 と評しており、測定したゲームベンチマークではIntelに迫っています。しかし、4gamerにないゲームタイトルでは第1世代RYZENと同様に明確な差が目に付きます。
[ 4gamer ]
[ PCLab.pl ]
4gamerのゲームタイトルは1800Xや1600Xと比べてもあまり差がないことから、CPU差が出にくいものと思われます。4gamerで挙げられているゲームをする分にはIntelに迫る高いパフォーマンスを期待できますが、その他のゲームをする分にはまだまだIntel有利の場面が多いことを留意しておいた方が良いでしょう。
続いてエンコード速度。
1800Xから着実に伸びており、約1割ほどのパフォーマンスアップを見せています。この辺は8C16Tの強みが出ていますね。
最後に消費電力ですが、
ベース | ターボ | |
RYZEN 7 2700X | 3.7GHz | 4.3GHz |
RYZEN 7 1800X | 3.6GHz | 4.0GHz |
1800Xよりクロックが上がっていることもあってか、1800Xよりも多くの場面で高めとなっています。
これらの結果から見えてくることは、ゲームパフォーマンスを第一に考えるならまだまだIntelがド安定です。しかし、ゲームパフォーマンスは二の次で、エンコード等でのマルチコア性能を第一に求めている人であれば、RYZEN 2000シリーズは期待した性能を見せてくれるでしょう。