【CPU】 AMD、Spectreに対応したマイクロコードをリリース
(Source:AMD)
AMDは2018年4月10日付けでCPUの脆弱性Spectre (Variant 2 / CVE-2017-5715)に対応したマイクロコードをリリースしたことを発表しました。Bulldozerまで遡ったプロッセッサが対象となり、このマイクロコードはマザーボードメーカーなどが提供するBIOSアップデートなどを通じて入手できるとのことです。
Spectre (Variant 2 / CVE-2017-5715)への対策は、OS側での設定も必要で、MicrosoftはIndirect Branch Prediction Barrier(以下、IBPB)と呼ばれる緩和策を実装しました。 (なお、Linuxに関しては2018年初めに既に対応済みとのことです)
IBPBを有効化するには、MSのページによると、コマンドプロンプト(管理者)から、
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management" /v FeatureSettingsOverride /t REG_DWORD /d 64 /f reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management" /v FeatureSettingsOverrideMask /t REG_DWORD /d 3 /f |
上記の2行を実行し、PCを再起動すれば有効化が完了です。なお、無効にする方法は2018年4月11日時点ではMSのページに掲載されていませんのでご注意ください。
Intel用の方法を参考にするなら、
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management" /v FeatureSettingsOverride /t REG_DWORD /d 1 /f reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management" /v FeatureSettingsOverrideMask /t REG_DWORD /d 3 /f |
(2行目は変更なし)
64だったところを1にするだけで無効化ができるものと思われます。1は緩和策を無効にするビットなので、AMD環境でも有効かと思われますが、確信は持てないため、確実な情報はMicrosoftにお問い合わせくださいませ。