【CPU】 CPUの脆弱性を突いた新たな攻撃手法。既存の緩和策が有効との考え
(Source:ITmedia) 米カーネギーメロン大学などの研究チームが、IntelなどのCPUの脆弱性を突く新たな攻撃手法「BranchScope」に関する論文を発表した。1月に発覚した「Spectre」と呼ばれる脆弱性と同様の仕組みで、IntelのCPUや、セキュリティ機能の「Software Guard Extensions(SGX)」に対して攻撃が通用することを実証したとしている。 論文によると、BranchScope攻撃では、現代のCPUが性能向上のために実装している分岐予測ユニット(Branch Prediction Unit=BPU)という仕組みに対し、サイドチャネル攻撃を仕掛けて、センシティブなデータを流出させる。この攻撃の基本原則は、1月に発覚したSpectre(Variant 2)の攻撃と共通する。 |
上記内容がITmediaにて報じられました。より詳細な研究論文はカリフォルニア大学リバーサイド校にPDFでアップされています。興味ございましたら、下記のリンク先へどうぞ。
- BranchScope: A New Side-Channel Attack on Directional Branch Predictor
http://www.cs.ucr.edu/~nael/pubs/asplos18.pdf
海外メディアのArs TechnicaによるとIntelの見解は、この攻撃手法は以前から知られているサイドチャネル攻撃と類似したものであり、既存の緩和策が有効との考えを示しているとのことです。