【アプデ】 Win10FCU専用マイクロコードアップデートKB4090007がSkylake ~ Coffee Lakeまで対応
CPUの脆弱性Spectre (Variant 2 / CVE-2017-5715)に対応したWindows10 v1709 Fall Creators Update専用マイクロコードアップデートKB4090007が2018年3月13日付けで更新されて、Skylake ~ Coffee Lakeまでのマイクロコードに対応しました。より詳細なCPUリストはKB4090007のページをご確認くださいませ。
適用時の注意点として、過去にレジストリ操作等でSpectre対策を無効にしている場合は、適用前に有効にしておく必要があります。
マザーボードメーカーが提供するBIOSアップデート(ファームウェア)の場合はPC起動時にマイクロコードがCPUに読み込まれるため、全てのOSにマイクロコードが適用されるかたちとなりますが、KB4090007の場合、Windows起動時にマイクロコードがCPUに読み込まれるため、Windowsでのみマイクロコードが適用されます。
ちょっとややこしいですが↓こういうことです。
マイクロコードを含むパッケージ | マイクロコードの読み込み | 適用範囲 |
KB4090007 | Windows起動時 | KB4090007を適用しているWindowsのみ |
マザーボードのBIOSアップデート | PC起動時 (OS起動前) | 全てのOS |
KB4090007は技術的にはWindowsのパッチのひとつとして動作しているため、もし、マイクロコードに何かしらの不具合があった場合は、Windows上から普通にアンインストールができます。マザーボードにBIOSアップデートを行う前に、問題がないかどうか確認しておく手段としても良いかもしれません。
KB4090007はWindowsUpdateには降ってこないため、適用したい場合は下記のMicrosoft Updateカタログよりダウンロードをどうぞ。
- Microsoft Updateカタログ
KB4090007 (Windows10 v1709 Fall Creators Update専用)