【CPU】 『兆芯』の28nm SoCプロセッサ、22nm世代のAtomより高パフォーマンスか
先日、中国・上海の国有企業『兆芯』が中国産x86プロセッサとなるKX-5000シリーズを発表しましたが、より詳細なKX-5000 SoCプロセッサのラインナップを公開しました。
ラインナップ | コア/スレッド | クロック | L2キャッシュ |
KX-5640 | 4C / 4T | 2.0GHz | 4MB |
KX-5540 | 4C / 4T | 1.8GHz | 4MB |
KX-U5680 | 8C / 8T | 2.0GHz | 8MB |
KX-U5580 | 8C / 8T | 1.8GHz | 8MB |
KX-U5580M | 8C / 8T | ≦1.8GHz | 8MB |
(Source:兆芯) |
また、KX-5640とKX-U5680はSPEC CPU 2006でのベンチマークも公開しています。それがこちら。参考にIntel Atom C2750でのスコアも載せています。
SPEC CPU 2006 | SPECint | SPECint_rate | SPECfp | SPECfp_rate |
KX-5640 (4C4T 2.0GHz) | 19.1 | 64.3 | 22.9 | 53.0 |
KX-U5680 (8C8T 2.0GHz) | 19.9 | 115 | 25.7 | 81.3 |
Atom C2750 (8C8T ベース2.4GHz / ターボ2.6GHz) | 17.5 | 101 | 23.0 | 76.8 |
KX-U5680はAtom C2750より良好なスコアを示しており、クロックあたりの性能はAtom C2750を上回っています。Atom C2750は22nm、KX-5000シリーズは28nmのため、微細化が進めばさらなる性能向上も期待できそうです。
ただ、消費電力やTDPに関しては掲載されていないため、そこが気になるところです。