【CPU】 CPUの脆弱性対策を一時的に無効にして、パッチ適用前のパフォーマンスを得る方法
CPUの脆弱性対策を無効にすることができるツール『InSpectre』がGibson Research Corporationによって公開されました。
このツールを使って『Disable Meltdown Protection』『Disable Spectre Protection』を設定後、PCを再起動すればCPUの脆弱性対策を無効化することができます。つまり、一時的にパッチ適用前のパフォーマンスを発揮できるようになります。
言うまでもないことですが、無効にするとCPUの脆弱性の穴は開いたままになります。リスクがあることを理解した上で、慎重にご活用くださいませ。有効に戻したいときは『Enable Meltdown Protection』『Enable Spectre Protection』を設定後、PCを再起動すれば有効になります。
ダウンロードは下記のサイトからどうぞ。
- GRC | InSpectre
https://www.grc.com/inspectre.htm
よくある質問(公式サイトより抜粋) Q. ボタンがグレーアウトしているのはなぜですか? A. それぞれの脆弱性を有効・無効に切り替えられない場合、ボタンはグレーアウトします。例えば、AMDプロセッサはMeltdownの影響を受けないため、Meltdownボタンは機能しません。Windowsにパッチが適用されていない場合も同様です。また、ファームウェアが更新されていない場合、Spectreボタンは機能しません。 |
<備考>
上記ツールを使わず、レジストリ操作による無効化方法もあります。
- Microsoft サポート
投機的実行のサイドチャネルの脆弱性から保護するための IT プロフェッショナル向け Windows クライアント ガイダンス
Windows Server を投機的実行のサイドチャネルの脆弱性から保護するためのガイダンス
前者が一般向け、後者がWindows Server向けです。