【アプデ】 Microsoft、一部のAMD CPUでOSが起動できなくなる問題に対処した更新プログラムを公開 [Update 1]
Microsoftは一部の古いAMD CPU環境でOSが起動できなくなる問題に対処したWindows7 / 8.1用更新プログラムをMicrosoft Updateカタログで公開しました。
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更新履歴
① KB4073578にメモリに不正アクセスが可能な脆弱性について追記。
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KB4073578 (Windows7系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit / 7系その他のエディション
(※1:このパッチにテレメトリ有)
(※2:このパッチに不具合有)
Win7系用AMD CPU環境で起動不可能になる問題の修正パッチ。
なお、このパッチにはテレメトリ入りファイルとなるConsent.exeが混入しています。Consent.exeについてはこの記事やこの記事のKB3025394をご覧くださいませ。このパッチは『テレメトリ関連等を含むその他の更新プログラム(備考5参照)』入りとします。
このパッチには既知の不具合があります。
この更新プログラムにはメモリに不正アクセスが可能な脆弱性が含まれています。この問題は64bit版でのみ発生し、修正するにはKB4100480を適用する必要があります。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。
KB4073576 (Windows8.1系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit / 8.1系その他のエディション
(※:このパッチにテレメトリ有)
Win8.1系用AMD CPU環境で起動不可能になる問題の修正パッチ。
なお、このパッチにはテレメトリ入りファイルとなるConsent.exeが混入しています。Consent.exeについてはこの記事やこの記事のKB3025394をご覧くださいませ。このパッチは『テレメトリ関連等を含むその他の更新プログラム(備考5参照)』入りとします。
(※これらの更新プログラムは古いAMD CPU環境(Athlon 64 X2やSempronなど)向けのため、Intel環境やRYZEN環境などであればスルーして問題ありません)
これらはWindowsUpdateには降ってきませんので必要な方は手動でダウンロード・適用してください。
ただし注意点があります。このパッチに対してMicrosoftからの説明は 「2018年1月度の『セキュリティのみの品質更新プログラム』と『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』で発生したAMDデバイスで起動できない問題を修正します」 しかありません。説明不足にもほどがあります。
このパッチ単品ではAMD CPUの問題を修正するだけなのか、それとも2018年1月度の修正も含まれているのか不明です。ファイルサイズが1月度の『セキュリティのみ~』に近いことから、おそらく、このパッチは『セキュリティのみ~』をAMD環境でも使用できるようにしたものかと思われますが断定はできません。
また、既知の問題は何も書かれていませんが、こちらもおそらく『セキュリティのみ~』と同等の問題を抱えたままかと思われます。『セキュリティのみ~』が抱えている不具合については下記の記事をご覧くださいませ。多数の不具合が出ているため、すぐに適用するかどうかは慎重にご判断ください。