【CPU】 RYZEN 5 2500Uのベンチマークがリーク。GPU性能はIntel UHD Graphics 620の倍以上
(Source:Our first Ryzen 5 2500U benchmarks are in and Intel has every reason to worry)
海外メディアのNOTEBOOK CHECKにて、Raven RidgeことRyzen Processor with Radeon Vega Graphics搭載のノートPC『ENVY X360』のベンチマークがリークされました。
搭載されているCPUモデルは『RYZEN 5 2500U』になります。Raven Ridgeはどれほどの性能なのか、サクサクッと見てまいりましょう。
まずはCinebench R15。
RYZEN 5 2500UのCPU性能はシングル137cb、マルチ574cbというスコアが出ました。参考までに、自分が以前に使っていたi5-3570K@4.4GHzはシングル158cb、マルチ609cbでした。最近のモバイルは凄いですね……。
そして一番気になるGPU性能は、
Intel UHD Graphics 620の倍以上のスコアを叩き出しました。ゲーミングとして考えるならまだまだ頼りない部分はありますが、それでもdGPUを搭載しない普通のノートPCのGPU性能が倍になったのは大きな進化と言えるのではないでしょうか。
また、RYZEN 5 2500UのCompute Unit数は8基ですが、RYZEN 7 2700UのCompute Unit数は10基となるため、RYZEN 7 2700Uではもうワンランク上の性能を見せてくれるでしょう。
最後に消費電力がこちら。
なぜ、この比較にしたのかはわかりませんが、一番左のHP Envy x360 15m-bq1xxのRYZEN 5 2500Uは4C8Tで、一番右のdGPUを搭載していないHP Spectre x360 15-ap012dxのi5-6200Uは2C4Tです。Cinebenchスコアも
RYZEN 5 2500U | i5-6200U | |
シングル | 137cb | 113cb |
マルチ | 574cb | 284cb |
これくらいの差があります。
dGPUなしの製品で比較すると、パッと見ではRYZEN 5 2500Uの方がロード時の消費電力が高く見えますが、同クラスの製品で比較するとどうなるかはわかりません。
以上、ザッと見てきましたRYZEN 5 2500Uのベンチマークでした。モバイル版は好感触だったため、デスクトップ版での期待も高まります。