【CPU】 6C12TのSkylake-XがSandraベンチマークに登場。IPCはメインストリーム級
ES版と思われる6C12TのSkylake-XがSandraベンチマークに登場しました。サクッと結果をどうぞ!
どこにもSkylake-Xとは記載されていませんが、プラットフォーム名に『BasinFalls』としっかり書かれているため、間違いなくSkylake-Xでしょう。
ES版だからかはわかりませんが、このリザルトでは3.2GHzとなっていて、前世代の6C12T CPU i7-6800Kの3.4GHzより低い数字となっています。
で、気になるのはIPC。しっかりとSkylakeアーキテクチャを受け継いでいるのか。単純計算をしてみましょう。比較対象は
適当なi7-6700K@4.2GHzのスコアを使って算数します。
i7-6700K@4.2GHz (4C8T)
スコア: 422.35Mpix/s
Skylake-X(ES)@3.2GHz (6C12T)
スコア: 474.76Mpix/s
Skylake-Xのスコアを2/3(4C8T)にすると316.50666Mpix/s。さらにこのスコアを32(3.2GHz)で割って100MHz単位にして、42(4.2GHz)で掛けると
i7-6700K@4.2GHz (4C8T)
スコア: 422.35Mpix/s
Skylake-X(ES)@4.2GHz (4C8T)
スコア: 415.41Mpix/s
ザックリですが、メインストリームのSkylakeと非常に近いスコアになりました。Skylake-XのIPCはSkylake / Kaby Lakeと同等のメインストリーム級と見て良さそうです。つまりこれは、同クロックだとメインストリームと同じシングルコア性能を出せるということを示しています。
とはいえあくまで単純計算のため、参考程度にということでひとつ。
2017/5/25追記
10C20TのSkylake-XがSandraベンチマークに登場しました。こっちはAVX-512が効いているようで、スコアは爆発しています。 (6C12T Skylake-X(ES)の方はAVX-512は効いていないっぽいです)