【GPU】 レビュアー向けGPUカードのクロックが高い件、ASUSが声明を発表
前回のあらすじ。ASUSとMSIのレビュアー向けGPUカードは、クロックの高いBIOSが使われていた。
この件に関して、ASUSが声明を発表しました。あわせて海外メディアのVideoCardzさんの評価と共にどうぞ。
ザックリ意訳
<ASUSの公式声明>
GTX1080 ROG StrixにはOCが可能なソフトが付属しています。ソフト上から簡単にOCモードを選択することができます。
市販品はデフォルトではゲームモードに設定されておりますが、プレスサンプルはデフォルトでOCモードに設定されています。これは、レビュー記事では主に最大パフォーマンスでレビューされるため、レビュアーの時間や労力を節約させるためです。
我々がメディアに送付したサンプルと、市販品との間に違いはありません。
<VideoCardz.comの評価>
BIOSが違っていても上記の理由をもって、ASUSは今回の件を問題とは見ていないようです。
理論的には大きな問題ではありませんが、しかし、レビュアーがデフォルトがOCモード状態であることを知らなかった場合、わずかではあるものの高速な結果が「市販品のデフォルト」として残る可能性があります。
皆様はASUSの声明にご納得いただけたでしょうか?
(ソース:http://videocardz.com/61171/asus-issues-official-statement-on-boosted-review-samples)
ここで疑問なのは、レビュアーに送付されるものにはしっかりと「市販のものとはBIOSが異なり、デフォルトでOCモードが適用されております。レビューいただく際はご注意ください」と知らされているのかどうか。
おそらくこの件は、これ以上ASUSからの発表はないような気がします。MSIはまだ発表しておりませんが、似たようなことを言って終わるんじゃないでしょうか。
ただ確かなことは、メディア企業が記事にしたASUS(今後こういったことはしないと明言しない限りMSIも)の製品レビューを見る上で「盛られていないか」と警戒するようになりました。
ん…?
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