【SSD】 ADATAのPremier SP550 ASP550SS3-240GM-Cレビュー。書き込み速度がヤバイ
Linuxのディストリビューション検証用に購入したSSD、ADATAの「Premier SP550 ASP550SS3-240GM-C」のレビューを。
最初に結論を申しますと、動画編集等のキャッシュにしたり大きなファイルのコピペを頻繁にやる人にはオススメできません。その理由がこちら。
2GBテストまでは順調なものの、4GBテストだとWrite 56.47MB/s。ちなみに2台買って2台とも同じような結果でした。
「え、これ、下がりすぎじゃね」ってことで、エルミタにレビュー記事があったので、そこのベンチ結果を見てみれば
(ソース:http://www.gdm.or.jp/review/2016/0102/145732/4)
これは一体どういうことか…、と思い、気づいたのはCrystalDiskMarkのバージョン。自分は3.0.3でやってました。最新の5.1.2でやると
はい、大分マシに見えます。見えますが、この5回テストは50 ⇒ 50 ⇒ 50 ⇒ 120 ⇒ 200MBといった具合。
ここで再びエルミタを見てみると
(ソース:http://www.gdm.or.jp/review/2016/0102/145732/5)
CrystalDiskMarkとは異なるベンチソフトですが、最初は300MB/sなものの、すぐにガッツリ下がって40MB/sとのこと。自分のCrystalDiskMark3.0.3での結果と似たような具合。
CrystalDiskMark5.1.2でエルミタと同じようなスコアが出ないのは謎ですが、冒頭でも述べましたように大きなファイルの書き込みを頻繁にするなら避けた方が良いかと思います。実際のOS操作でも、約16GBのファイル郡をこのSSDにコピーすると3分58秒、HDDへだと3分06秒とHDDの方が早かったです。
とはいえ、あまり大きなファイルを扱わず、読み込みメインであれば快適にお使いいただけるかと思います。安いなりの理由といったところでしょうか……。
追記
TLCの特性について詳しくまとめました。詳細は下記の記事へどうぞ。
【SSD】 大きなファイルの書き込み速度目当てでTLCのSSDを買うとき、CrystalDiskMarkのベンチマーク結果は参考にしない方が良い