【ベンチ】 蒼天のイシュガルド 最低画質設定のFPS検証 CPU・メモリクロック編
ファイナルファンタジーXIV(以下、FF14)の新しいベンチマークが出たということでさっそく。まずは最高画質から。i5 3570K 4.4GHz/RAM16GB 2133MHz/GTX780での結果。
特に語ることもなく高画質でのベンチマークはこの2枚で終了。高画質ベンチは総合ゲームサイトにお任せしましょう。
ここからは「高画質なんてどうでもいいんだよ!俺ぁ低画質でいいから高FPS維持してえんだよ!最低画質のベンチ載せろや!」といった低画質高FPS重視勢向けの記事になります。
今回も以前にやったOCメモリの効果を比較。前回は2133MHzと1033MHzでしたが、今回は2133MHz(10-12-12-31)と1600MHz(10-11-11-28)にしました。FF14ベンチにおいてOCメモリはフレームレートにどれくらいの影響があるのか見ていきましょう。画質は最低設定。↓こんな感じ。軽さ重視でDX9。
情報見て引っ張ってきた設定なので、最低じゃなかったらごめんちゃい。左がメモリクロック2133MHzで右が1600MHz。あとストレージはRAMDISKです。
まず1280x720から。
大体これくらいの差。
次に1920x1080。(つべ画質は720pまでです)
現在1600MHzの人がわざわざOCメモリに換装するほどの価値があるかどうかはその人次第。これからPCを買おうとされている低画質高FPS重視勢は、メモリ速度も検討の余地があるのではないでしょうか。どれほどの効果があるかはゲーム次第ですが。それにしてもGPUパワー余りまくり。
話は変わりますが、稀にネット上なんかで「ゲームはGPUが重要!CPUとメモリは定格で十分!」なんて言っている人を見かけませんか。これ、高画質重視勢には正しくて、低画質高FPS重視勢には大きな間違いなんですよね。
高画質重視勢の場合、そこそこのCPUとメモリなら、真っ先にGPU使用率が99%に張り付き、GPUボトルネックとなります(ゲームタイトルにもよりますが)。その場合は圧倒的にGPUが重要、間違いではありません。
しかし、低画質高FPS重視勢にとっては大きな間違いです。GPUが重要ではないとは言いません、CPU内蔵のiGPUなんかじゃさすがに役不足。ただ、低画質高FPS重視勢の場合、ハイエンドGPUを積んでも、先にCPUボトルネックにぶち当たる確率が非常に高いです。
その結果、GPUパワーが余った状態になります。ミドルレンジのGPUで十分だったなんてことも。低画質高FPS重視勢には「GPUもCPUもメモリも重要」これが正解。全パーツ重要のコピペを思い出した。
いつか 『「ゲームはGPUが重要!CPUとメモリは定格で十分!」は正しくもあり間違いでもある』 といったタイトルの記事を書こうと思っていたのですが、FF14ベンチ撮ったついでに定格でのベンチも撮ってここでやります。
「ゲームはGPUが重要!CPUとメモリは定格で十分!」が低画質高FPS重視勢にとって誤りである証明動画をどうぞ。
メモリは1333か1600か迷ったのですが、PCゲーマーなら1600の方が多いんじゃないかと思い1600を定格としました。
誰かに「ゲームはGPUが重要!CPUとメモリは定格で十分!」なんて言われた際は、この動画と下記AAをセットで投げつけてあげるといいと思います。
<Q&Aのコーナー>
Q.高画質でGPUボトルネック状態だと、CPUのクロックはFPSに関係ある?
A.ゲームプレイ中にCPUボトルネックが発生すればもちろんCPUクロックが影響してきますが、CPUボトルネックが発生していなければ基本的にFPSに大きな変化はありません。GPU使用率99%のGPUボトルネック状態でのCPU4.4GHzと3.6GHzの比較画像をどうぞ。
どちらもCPUクロックが十分で(CPUボトルネックが発生していない)、GPUが先に限界を迎えている条件下ではこうなります。ただ、全てのゲームタイトルがこうである、とも言い切れません。中には変化のあるゲームもあるかもしれません。
最後に。マシンの構成、プレイするゲーム問わず、これら全てが該当することを保証はいたしません。あくまでよくあるパターンのひとつとして参考にしていただけましたら幸いです。