Azure Virtual Desktopログイン時に10~30分間ブラックスクリーンが表示される不具合。Windows10にて発生 [Update 1: 修正情報を加筆]
Microsoftは、Windows10 22H2環境において、Azure Virtual Desktop (AVD)ログイン時に10~30分間ブラックスクリーンが表示される不具合が発生していることを発表しました。
更新履歴 [記事初公開日: 2024/11/5] ① 記事下部に修正情報を加筆。 [2024/11/11] [New] |
不具合概要
日本時間で2027年7月24日にWindows10のWindows Updateに配信されたプレビューリリースKB5040525以降の更新プログラムをインストールすると、Azure Virtual Desktopのログイン時に10~30分間、ブラックスクリーンが表示される場合があります。
このほか、以下の不具合が発生する場合もあります。
- OutlookやTeamsなどのOfficeアプリケーションでsingle sign-on (SSO)に関連する障害が発生し、バックエンドサービスへの接続やデータの同期ができなくなる
- Microsoft Edgeなど、他のアプリケーションがインターネットやイントラネットにアクセスできているにもかかわらず、Officeアプリケーションのネットワーク接続が失われたと表示される
今回の不具合は、2024年10月23日のプレビューリリースKB5045594にて修正された『Azure Virtual Desktopを使用する際にブラックスクリーンが表示される不具合』とは別件です。
なお、Azure Virtual Desktopは主にエンタープライズ環境で使用されているため、Windows10 HomeやProエディションを使用している一般ユーザーがこの不具合の影響を受ける可能性は低いとされてます。
この不具合が発生するOSおよび不具合を内包する更新プログラムは以下。
- Windows10 22H2
KB5045594 (2024年10月23日公開 プレビューリリース)
KB5044273 (2024年10月9日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5043131 (2024年9月25日公開 プレビューリリース)
KB5043064 (2024年9月11日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5041582 (2024年8月30日公開 プレビューリリース)
KB5041580 (2024年8月14日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5040525 (2024年7月24日公開 プレビューリリース)
対処方法・回避策 [2024/11/11] [New]
Microsoftによると、この不具合は、2024年10月23日にWindows Updateに配信されたKB5045594以降の更新プログラムをインストールし、尚且つ、『KB5048864: AVD users might experience extended time on a black screen during logon and SSO failures』のページに書かれている手順を行うことで修正されるとのことです。