Core Ultra 200S(Arrow Lake)用反り防止フレームが登場。Thermal Grizzlyから『Intel 1851 CPU Contact Frame V1』。どれくらい効果がある?
Thermal Grizzlyは、CPUの反り防止フレーム『Intel 1851 CPU Contact Frame V1』を発売しました。
IntelのCPUは、ソケットLGA1700 / 第12世代CoreデスクトップCPU以降、長方形型となり、CPUソケット中央の圧力のせいでCPUが物理的に曲がりやすくなっています。結果、CPUのIHSが『ᴗ』といったUの字になるため、IHSとCPUクーラーとの間に隙間が生じ、CPU温度の上昇に繋がります。
『Intel 1851 CPU Contact Frame V1』はそういったCPUの反りを防止するためのフレーム。本製品はCore Ultra 9 285KやCore Ultra 7 265KなどのCore Ultra 200SシリーズデスクトップCPU (コードネーム: Arrow Lake) / ソケットLGA1851専用製品となります。
Intel 1851 CPU Contact Frame V1
Thermal Grizzlyによると、本製品を使用することでCPUの反りを回避でき、その結果冷却性能が向上するとのこと。ILM (Independent Loading Mechanism / CPUソケット固定カバー・固定機構の総称)を本製品へと変更することで、一般的なILMの場合で最大6℃、一部のハイエンドマザーボードで使用されているRL-ILM (Reduced-Load ILM)の場合でも最大4℃の低下が期待できるとされています。
『Intel 1851 CPU Contact Frame V1』の米国でのメーカー直販価格は32.59ドル。現時点では日本国内での取り扱いについてはまだアナウンスされていません。