Core Ultra 200Sシリーズ、あるショップで全然売れていないことが判明。悲惨な売れ行き
日本時間で2024年10月25日に発売されたIntel Core Ultra 200SシリーズデスクトップCPU (コードネーム: Arrow Lake)ですが、あるショップで全然売れていないことが判明しました。
そのショップとは、ドイツのMindfactory。Mindfactoryでは商品がいくつ以上売れたかという表記がされていて、その商品の大まかな販売個数がわかります。2024年11月1日時点でのCore Ultra 200Sシリーズの販売個数がこちら。
MindfactoryのCore Ultra 200Sシリーズ販売個数
- Core Ultra 7 265K: 5個以上
- Core Ultra 7 265KF: 5個以上
- Core Ultra 5 245K: 5個未満(0~4個)
- Core Ultra 5 245KF: 5個以上
驚くことに、Core Ultra 7 265K / 265KF、Core Ultra 245KFは、たったの5個以上(9個以下)しか売れていません。さらにCore Ultra 5 245Kにいたっては5個も売れておらず、0~4個となっています。
現在、Core Ultra 9 285Kのページはなぜか削除されていて見られませんが、X (旧Twitter)ユーザーのTechEpiphany氏の調査によると、2024年10月30日時点ではまだページがあり、その時点ではCore Ultra 9 285Kは10個以上売れていた模様です。
いったいなぜこんなにも売れ行きが悪いのでしょうか。Core Ultra 200Sシリーズは前世代よりも電力効率が良くなっており、悪くはありません。しかし、前世代よりゲーム性能が低下していたり、第13~14世代CPUの不具合でやらかしたこともあってIntelへの信頼感の低下が、消費者の購買意欲を大きく削いでいるものと考えられます。
また、AMDより発表された最強ゲーミングCPU、Ryzen 7 9800X3Dの存在も大きいでしょう。PCゲームに主軸を置いている人であれば、こちらをチョイスする方が合理的です。
なお、上記の販売個数はあくまでもドイツのショップ、Mindfactoryでの販売個数です。もしかしたら、その他の国や店舗では爆売れしているなんて可能性も無きにしも非ずなことをご留意ください。