KB5041587でRyzenのゲーム性能が向上!CPUの分岐予測の最適化を内包。Intel CPUにも効果あり
Ryzenシリーズ環境におけるゲーム性能向上アップデートが早くもWindows Updateに配信されました。
前置き
Windows11 24H2にはCPUの分岐予測の最適化が含まれており、Ryzen環境においてWindows11 24H2と23H2とで以下のようなパフォーマンス差が生じることを、先日、AMDは明らかにしました。
この最適化により、Zen 5 / Ryzen 9000シリーズやZen 4 / Ryzen 7000シリーズ、Zen 3 / Ryzen 5000シリーズのゲーム性能が向上するとされています。
また、YouTubeチャンネルのHardware Unboxedの調査では、ゲーム43タイトルを検証したところ、Ryzen 9 9700Xで平均11%、Ryzen 7 7700Xで平均10%のフレームレートの向上が見られたほか、個々のゲームタイトルによっては20~30%も向上するタイトルがありました。Ryzenほど顕著ではありませんが、Intel CPUもゲームタイトル(例えばGears 5)によっては向上が見られました。
AMDによると、この最適化は、今後のWindows Updateで配信が予定されているとのことですが、早くも配信されました。
KB5041587にてゲーム性能向上アップデートが実装
AMDは、海外メディアのWCCF TECHとTom’s Hardwareを通じて以下の声明を発表しました。
Windows11 24H2に実装されている分岐予測の最適化がWindows11 23H2にも実装されたことをお知らせいたします。Windows11 23H2でWindows Updateを実行して、2024年8月28日に公開されたプレビューリリースのKB5041587をインストールすると、Windows11 24H2と同等のパフォーマンスになるはずです。 ― AMD |
AMDによると、2024年8月28日に公開・配信されたプレビューリリースKB5041587(およびそれ以降の更新プログラム)をインストールすることで、上記のようなパフォーマンスアップを得られるとのこと。気になる方は試してみてはいかがでしょうか。