RDNA 4 / Radeon RX 8000シリーズのメモリ構成がリーク
AMD RDNA 4世代となるRadeon RX 8000シリーズのメモリ構成がリークされました。
ハードウェアリーカーのKepler氏によると、Radeon RX 8000シリーズには以下の3つのメモリ(VRAM)構成があるとのこと。
- 256bit 20Gbsp (640GB/s)
- 256bit 18Gbps (576GB/s)
- 192bit 19Gbps (456GB/s)
過去にKepler氏はRadeon RX 8000シリーズのメモリ速度はすべて18Gbpsになると述べていましたが、それを撤回した模様です。
これらのメモリ構成がどのSKU / モデルに割り当てられるのかまではまだ定かではありませんが、ある程度予想することはできます。上記の情報が正確であれば、という前提ですが、以下のように割り当てられることが予想されます。
- Navi 48 (ミドルハイ、例えばRadeon RX 8800 XT):
256bit / 20Gbps / 640GB/s - Navi 48 (ミドル、例えばRadeon RX 8700XT):
256bit / 18Gbps / 576GB/s - Navi 48 (ミドルロー、例えばRadeon RX 8700):
192bit / 19Gbsp / 456GB/s - Navi 44 (ロー、例えばRadeon RX 8600):
128bit / 18Gbps / 288GB/s
Kepler氏はNavi 44の128bitについては言及していませんが、こちらはYouTubeチャンネルのリーカーMoore’s Law Is Deadのリークに基づいています。
なお、上記情報はあくまでも早期のリーク情報のため、今後仕様が変わったり、正確性に欠ける可能性があることはご留意ください。
Radeon RX 8000シリーズにハイエンドモデルはなく(RDNA 3でいうところのRadeon RX 7900 XTXやRX 7900 XT)、RDNA 1やPolarisと同様にミドルレンジ帯に留まるとされています。また、VRAMもGDDR7ではなく、GDDR6の採用が見込まれています。
AMDはRDNA 4ではハイエンド帯を捨ててミドルレンジ帯でNVIDIAに勝負を挑むことになりますが、これが吉と出るか凶と出るか。どこまで正確かは定かではありませんが、Moore’s Law Is DeadによるとNavi 48のRadeon RX 8800 XT (仮)はGeForce RTX 4080に競合する性能で499~599ドルの価格帯が見込まれているとされています。これが本当な非常にコスパに優れた製品となりますが、はたしてどうなるでしょうか。