OutlookやWordなどがクラッシュする不具合。2024年8月1日以降のアップデートに起因 [Update 1: 近々やっと修正]
Microsoftは、OutlookやWordがクラッシュする不具合が発生していることを発表しました。
更新履歴 [記事初公開日: 2024/8/16] ① 記事下部に近々修正される旨を加筆。 [2024/9/18] [New] |
不具合概要
2024年8月1日リリースのバージョン2407 Build 17830.20138以降にアップデートしたOutlook、Word、OneNoteにおいて、文字の入力中やスペルチェック中に予期せずアプリケーションが終了・クラッシュする場合があります。
この不具合は、言語パックが最新バージョンにアップデートされていない場合に発生する可能性があります。
この不具合が発生すると、イベントビューアーにイベントID 1000またはイベントID 1001として以下のようなエラーが記録されます。
Faulting application name: OUTLOOK.EXE, version: 16.0.17830.20166, time stamp: 0x66b7aa44 Faulting module name: mscss7ge.dll, version: 16.0.4288.1000, time stamp: 0x55f830b9 Exception code: 0xc0000005 Fault offset: 0x0000000000031991 Faulting process id: 0x0x506C Faulting application start time: 0x0x1DAEE7B92076D82 |
上記の例では不具合は『mscss7ge.dll』に起因しています。『mscss7ge.dll』の『ge』の部分はドイツ語を示しています。つまり、ドイツ語の言語パックによりこの不具合が発生しています。
例えば、『mscss7ge.dll』の『ge』の部分が『it』だったらイタリア語、『en』なら英語といった具合です。
対処方法・回避策
この不具合が発生した場合、以下の手順で不具合の発生を防げます。
- まずはOfficeを修復してください。手順は『Office アプリケーションを修復する』のページをご覧ください
- Windowsの『設定』 → 『アプリ』 → 『インストールされているアプリ』に移動して、不具合発生の原因になっている当該言語パックをアンインストールしてください
- 必要に応じて、当該言語を再インストールしてください。再インストール手順については『Microsoft 365 言語アクセサリ パック』のページをご覧ください
Update 1: 近々やっと修正 [2024/9/18追記] [New]
2024年8月1日からずっとこの不具合を抱えたままでしたが、やっと修正されます。Microsoftによると、この不具合は、通常版の最新チャネルには2024年9月24日(現地時間)配信予定のバージョン2409 Build 18025.20000にて修正予定とのこと。
なお、Microsoft 365 Insider Program向けチャネルでは、先だって以下のバージョンにてすでに修正されています。
- ベータチャネル: バージョン2409 Build 18021.15000
- 最新チャネル(プレビュー): バージョン2409 Build 18025.20000
通常版をお使いの方は、修正までもうしばらく待つ必要があります。