Windows10に3000年(Y3K)問題が見つかる
特定の日付以降にWindows10をインストールすると、Windows10が起動しないという不具合が見つかりました。
この不具合を発見したのはYouTuberのCarey Holzman氏。同氏によると、マザーボードのBIOSの日付を3001年1月19日以降に設定していると、Windows10 v1909のインストール後、2回目の再起動中にフリーズしてOSが起動しなくなるとのこと。
では、マザーボードのBIOSを正しい日付に戻せば良いかというとそうではありません。正しい日付に戻して起動しても、Windows10がマザーボードの日付を再び3001年1月19日以降の日付へと戻してしまい、OSの起動中にフリーズしてしまいます。そのため、Windows10は永久に起動しません。
もし、こうなってしまった場合の回避手順は以下になります。
回避手順 |
1. マザーボードを正しい日付にする。 2. Windows10のインストールメディア(USBフラッシュドライブ/DVDメディアなど)からPCを起動する。 3. Windows10をインストールするストレージ(SSD/HDD)の全てのパーティションを削除して、インストールを行う。 |
この手順でWindows10のインストールが正常に完了し、OSが起動するようになります。
ただし問題は残ります。約10世紀後、3001年1月19日以降にWindows10をインストールした際、未来の人類はこのY3K問題に遭遇することになるでしょう。