【Windows11 24H2】 WindowsUpdate 2024年7月 不具合情報 - プレビューリリース KB5040529 [Update 1]
WindowsUpdate
WindowsUpdateに配信されたWindows11 バージョン24H2用KB5040529の不具合情報です。
月例の翌々週以降に公開・配信される更新プログラムは『プレビューリリース』と呼ばれており、新たなセキュリティアップデートを含んでおらず、不具合の修正や機能改善のみの更新プログラムとなっています。特に問題がなければ次の月例に同梱されます。
『プレビューリリース』は文字通りに早期公開のプレビュー版なため、すぐにでも適用したい不具合の修正がない場合や、人柱になりたくない場合はスルーを推奨いたします。
以下、Windows11 バージョン24H2用KB5040529の不具合およびその回避策・解決策になります。
更新履歴 [記事初公開日: 2024/8/4]
① IME使用時にアプリがクラッシュする既知の不具合を加筆。 [2024/11/13] [New] |
Windows11 24H2プレビューリリース: KB5040529
基本情報
KB5040529はWindows11 バージョン24H2用(現時点ではCopilot+ PCのみ)のプレビューリリースと呼ばれる累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで、機能の改善や不具合の修正などが施されます。ただし、あくまでもプレビュー版であることには注意が必要です。
この更新プログラムに新たな脆弱性の修正は含まれておらず、インストールしなくてもセキュリティ上の問題はありません。
▼機能改善や修正された不具合・更新プログラムのハイライト ◆段階的ロールアウト(※すぐには反映されません) - Emoji 15.1をサポート
- スタートメニューに以下の変更
- スタートメニューのアカウントマネージャーに広告が表示されるようになりました
- スタートメニューのピン留めセクションからアプリをドラッグ&ドロップしてタスクバーにピン留めできるようになりました
- Windowsバックアップがサウンドの設定もバックアップするようになりました
- ロック画面にスポーツや交通などが表示されるようになりました。この機能は『設定』 → 『個人用設定』 → 『ロック画面』から設定できます
- ファイルエクスプローラーのアドレスバーにファイルをドラッグ&ドロップできるように改善
- 『設定』に以下の変更
- 『アカウント』 → 『リンクされたデバイス』を追加。PCやXboxコンソールを管理できます。このページはMicrosoftアカウントでサインインしたHomeおよびProエディションでのみ表示されます
- 『アカウント』に『今すぐ追加』ボタンを追加。Microsoftアカウントにリカバリ用メールアドレスを設定していない場合、このボタンを選択するとリカバリ用メールアドレスを追加できます。このボタンはMicrosoftアカウントにサインインした場合にのみ表示されます
- 設定のホームにGame Passのおすすめカード(※広告)が表示されるようになりました。これはMicrosoftアカウントでサインインしていて、PCゲームを積極的にプレイしているHomeおよびPro環境で表示されます
- 『PCの名前の変更』と『日付と時刻の変更』ダイアログのビジュアルを変更
- Windows Shareに以下の変更
- Windows Shareのウィンドウの外側をクリックしても閉じないよう改善。閉じるには右上にある閉じるボタンを選択してください
- Windows ShareのウィンドウからWebページのURLなどのQRコードを作成できるようになりました
- Windows Shareのウィンドウから自分宛にメールを送信できるようになりました。メールはMicrosoftアカウントに登録されているメールアドレスに届きます
- Windows ShareウィンドウでMicrosoft Teamsのチャンネルやグループチャットを共有できるようになりました。これを行うにはMicrosoft Entra IDでサインインする必要があります
- Windows Shareウィンドウからファイルをコピーできるようになりました
- タスクマネージャーに以下の変更
- メモリの速度表記を『MHz』から『MT/s』へと変更しました
- タスクマネージャーでプロセスを停止するときに、より迅速にハンドルが解放されるようになりました
- タスクマネージャーの信頼性が向上
- タスクマネージャーのプロセスの並び替えのパフォーマンスが向上
- この更新プログラムによりタスクマネージャーがより便利になりました。以下に対応しました
- スクリーンリーダーによる項目名の読み上げ
- キーボードフォーカース
- TABキーナビゲーション
- テキストの拡大・縮小
- 高コントラストのヒートマップなど
- この更新プログラムにより、タスクマネージャーウィンドウ上部でのサイズ変更がしやすくなりました
- タスクマネージャーを開いていると『ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す』を使用してUSBデバイスの取り外しに失敗する不具合を修正
◆通常ロールアウト(※こちらはすぐに反映されます) - タスクバーのウィジェットのアイコンがぼやける不具合を修正
- 中国環境にPC Managerを追加
- 共有ボタンが正常に動作しない不具合を修正
- Azure Virtual DesktopでOneDriveをRemoteAppとして使用できるようになりました
- Windowsノード内のVirtual Filtering Platform (VFP)を改善。問題のトラブルシューティングをしやすくなりました
- Windows Server vNextの最新ビルドにおいて、キャッシュサイズの表示動作が期待どおりにならない不具合を修正
- ILTのターゲットドメインからグループを選択できない不具合を修正
- Windows Kernel Vulnerable Driver Blocklistファイル(DriverSiPolicy.p7b)を更新。この更新により、Bring Your Own Vulnerable Driver (BYOVD)攻撃の危険にさらされる恐れがあるドライバをリストに追加しました
- Local Security Authority Subsystem Service (LSASS)において、Field Engineeringのログ設定を5にすると失敗する不具合を修正
- 特定の環境でWLANカードを使用するPCが応答しなくなる不具合を修正
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備考
本更新プログラムはWindows11 24H2用です。Windows11 23H2には対応していません。Windows11 23H2用プレビューリリース(KB5040527)についてはこちらのページをご覧ください。
不具合情報
KB5040529には以下の既知の不具合があります。
既知の不具合
不具合概要 | 回避策 |
[New] 日本時間で2024年6月26日以降にリリースされたWindows11 24H2 / 23H2 / 22H2およびWindows Server 2025用更新プログラムをインストールすると、WPFを使用するアプリケーションにおいて、日本語を含む特定のIME (Input Method Editor)使用時に不具合が発生する恐れがあります。 具体的には、アプリケーションの文字入力欄に文字を入力中にアプリケーションが応答しなくなったり、予期せず終了(クラッシュ)したりする場合があります。 | 本不具合の修正に関しては左記のリンク先の記事をご覧ください。 |
ARM CPU環境において、Microsoft StoreからRobloxをダウンロードしてプレイできません。 | ARM CPU環境の方は、RobloxのWebサイトから直接ダウンロードすることでプレイできます |