Windows起動時にBitLocker回復画面が表示される不具合。Windows11やWindows10、Windows Serverで発生 [Update 1]
Microsoftは、Windows起動時にBitLocker回復画面が表示される不具合が発生していることを発表しました。
更新履歴 [記事初公開日: 2024/7/25] ① 本不具合が修正されました。記事下部に修正情報を加筆。 [2024/8/14] [New] |
不具合概要
Windows11、Windows10、Windows Server環境において、2024年7月10日(日本時間)に公開されたセキュリティ更新プログラム以降をインストールすると、Windowsの起動時にBitLocker回復画面が表示されてBitLocker回復キーの入力を求められる場合があります。
この不具合は、『設定』 → 『プライバシーとセキュリティ』 → 『デバイスの暗号化』 → 『デバイスの暗号化』トグルがオンになっていると発生する可能性が高くなります。
この不具合が発生するOSおよび不具合を内包する更新プログラムは以下。
▼クライアント
- Windows11 23H2 / 22H2
KB5040442 (2024年7月10日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows11 21H2
KB5040431 (2024年7月10日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows10 22H2 / 21H2
KB5040525 (2024年7月24日公開 プレビューリリース)
KB5040427 (2024年7月10日公開 セキュリティ更新プログラム)
▼サーバー
- Windows Server 2022
KB5040437 (2024年7月10日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows Server 2019
KB5040430 (2024年7月10日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows Server 2016
KB5040434 (2024年7月10日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows Server 2012 R2
KB5040456 (2024年7月10日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows Server 2012
KB5040485 (2024年7月10日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows Server 2008 R2
KB5040497 (2024年7月10日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows Server 2008 SP2
KB5040499 (2024年7月10日公開 セキュリティ更新プログラム)
対処方法・回避策
BitLocker回復キーを入力すると、Windowsが通常通りに起動します。
BitLocker回復キーがわからない場合は、BitLocker回復画面ポータルにMicrosoftアカウントでログインしてください。このページにBitLocker回復キーが保存されている場合があります。このページに保存されていなかった場合は『Finding your BitLocker recovery key in Windows』のページ(※英語。日本語ページもありますが機械翻訳です)をご覧ください。
現在、Microsoftは本不具合を調査中とのことです。
< Update 1: 修正 > [2024/8/14] [New]
本不具合は、2024年8月14日に公開されたセキュリティ更新プログラム。2024年8月14日以降の更新プログラムをインストールすることで本不具合は発生しなくなります。