FTCがASRock、Gigabyte、Zotacに警告。『剥がしたら保証は無効』シールなどは『修理する権利』を阻害するとして
FTCは、大手PCパーツメーカー3社、ASRock、Gigabyte、Zotacに対して、消費者の『修理する権利』を阻害しているとして警告しました。
FTCが各メーカーに送った書簡によると、当該メーカーのWebサイトには保証規定に関して以下のように記されているとのこと。
- ASRock
製品が改造・破損・改ざんされた場合、例えば、外装を開けたり、追加のオプションパーツやコンポーネントを取り付けたり取り外したりすると保証は無効になります - Gigabyte
製造シールを剥がしたり、破損した場合は保証の対象外となります - Zotac
保証が無効になることを示すステッカーを剥がしたり、汚損・改ざんした場合、保証が無効になります
FTCによると、上記のような文言や『剥がしたら保証は無効』等が記されたシールを製品に貼ることは、米国における消費者の『修理する権利』を阻害する行為であり、マグナソン・モス保証法違反に当たるとのこと。
FTCは、当該メーカーに対して30日以内に保証規定を是正しない場合は法的措置を取る可能性があると警告しています。