Arrow Lake / LGA1851ソケットはCPUが曲がりにくい構造を採用か。圧力が弱いReduced Load ILM
LGA1700ソケットを使用するIntel第12~14世代は、CPUが曲がります。CPUが曲がる理由はLGA1700ソケットのILM (Independent Loading Mechanism / CPUソケット固定カバー・固定機構の総称)の圧力が強すぎるためです。
では、LGA1851のCore 200シリーズデスクトップCPUことArrow Lakeはどうでしょうか。ハードウェアリーカーのJaykihn氏は以下のように述べています。
Jaykihn: LGA1851には2種類のILMがあります。1つはデフォルトのILMでLGA1700と同様のものです。もう1つは、フラットで放熱性能が向上したReduced Load ILM (低負荷ILM / RL-ILM)と呼ばれるものです。こちらはデフォルトのものより1個あたり1ドル未満の追加費用がかかります。 Jaykihn: デフォルトのILMは、ILMでCPUをソケットに押さえつけています。しかし、RL-ILMは違います。RL-ILMでCPUを適切に動作させるためには、CPUクーラーでCPUに対して最低35ポンド(約16kg)の圧力をかける必要があります。 Volta: マザーボードメーカーはどちらのILMを使いますか? Jaykihn: メーカー次第です。 |
Jaykihn氏によると、LGA1851には2種類のILMがあってそのうちの1つ『Reduced Load ILM』は圧力が弱くなっているとのこと。どちらを採用するかはマザーボードメーカー次第だそうです。
また、Reduced Load ILMは圧力が弱いため、CPUクーラーのベースプレート / ウォーターブロックでCPUをソケットに押さえつける仕組みとなっているようです。これだと既存のILMのように中央に過度な圧力がかからなそうですね。
Jaykihn氏の情報が本当なら、Reduced Load ILMはCPUが曲がりにくい構造と言えそうです。