Windows11 ProからEnterpriseへのアップグレードに失敗する不具合 [Update 1]
Microsoftは、Windows11 ProからWindows11 Enterpriseへのアップグレードに失敗する不具合が発生していることを発表しました。
更新履歴 [記事初公開日: 2024/6/19] ① 記事下部に修正情報を加筆。 [2024/7/26] [New] |
不具合概要
2024年4月10日にWindows Updateに配信されたWindows11用セキュリティ更新プログラムKB5036893以降をインストールすると、Windows11 ProからWindows11 Enterpriseサブスクリプションへのアップグレードに失敗する場合があります。
その結果、『タスク スケジューラ』 → 『タスク スケジューラ ライブラリ』 → 『Microsoft』 → 『Windows』 → 『Subscription』 → 『LicenseAcquisition』の『前回の実行結果』に『Access denied error (error code 0x80070005)』というエラーが記される場合があります。
この不具合が発生するOSおよび不具合を内包する更新プログラムは以下。
- Windows11 23H2 / 22H2
KB5039212 (2024年6月12日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5037853 (2024年5月30日公開 プレビューリリース)
KB5037771 (2024年5月15日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5036980 (2024年4月24日公開 プレビューリリース)
KB5036893 (2024年4月10日公開 セキュリティ更新プログラム)
対処方法・回避策
Microsoftはこの不具合の対処方法や回避策を案内していません。強いて言うなら、KB5036893までの当該更新プログラムを全部アンインストールするくらいしかありません。
Microsoftは本不具合の解決に取り組んでおり、今後数週間以内に修正を予定しています。
Update 1: 修正 [2024/7/26] [New]
この不具合は2024年7月26日にWindowsUpdateに配信されたプレビューリリースKB5040527にて修正されました。KB5040527(以降)をインストールすることで本不具合は発生しなくなります。