Windows11をローカルアカウントでセットアップする方法2選。Microsoftアカウントの作成をバイパス
Windows11は、初期セットアップ時(OOBE)にMicrosoftアカウントの作成・使用が強制されます。本記事では、Microsoftアカウントの作成をバイパスして、ローカルアカウントでWindows11をセットアップする方法を2選ご紹介します。
方法A: 『no@thankyou.com』でバイパス
多くの人に何度も使われているメールアドレスを入力して、Microsoftにわざと弾かせて、意図的にエラーを引き起こすことでMicrosoftアカウントの作成をバイパスできます。
初期セットアップを進めて、『Microsoft アカウントを追加しましょう』という画面で、『no@thankyou.com』と適当なパスワード(本当になんでもいいです。aaaaでもkkkkでも)を入力してください。これだけでMicrosoftアカウントの作成をバイパスして、ローカルアカウントを作成できます。
ただ、最近はこれでバイパスできる場合とできない場合があります。一部のメディアは、もうこの方法は使えなくなったと報じていますが、それは正確ではありません。筆者環境では2024年6月13日、6月17日、7月1日に試したときは成功しました。しかし、2024年5月のいつだったかに試したときは失敗しました。
もし、この方法でバイパスできなかった場合は、以下の方法Bをお試しください。
方法B: コマンドをプロンプトを使用してバイパス
コマンドプロンプトを使用してMicrosoftアカウントの作成をバイパスすることができます。手順は以下。
- 『国または地域はこれでよろしいですか?』という画面で[SHIFT] + [F10]キーを押してください。
- コマンドプロンプトが起動するので『oobe\bypassnro』と入力してエンターを押してください。すると、自動的に再起動がかかります。
- 再起動後、再び[SHIFT] + [F10]キーを押してコマンドプロンプトを起動して、今度は『ipconfig /release』と入力してエンターを押してください。
- コマンドプロンプトを閉じて、『国または地域はこれでよろしいですか?』の画面で『日本』(あるいは任意の国)を選択して『はい』を選択してください。すると、『ネットワークに接続しましょう』という画面が表示されるので、『インターネットに接続していません』を選択してください。
- 『今すぐ接続して、デバイスをすぐに使い始めましょう』という画面が表示されたら『制限された設定で続行』を選択してください。
- 『このデバイスを使うのは誰ですか?』というローカルアカウントの作成画面が表示されます。
これでMicrosoftアカウントの作成がバイパスされました。あとは任意のユーザー名を入力して進めていけば完了です。
セットアップ完了後、インターネットに接続ができなかった場合は一度PCを再起動してください。これでインターネットに繋がります。