Backblaze、2019年のHDD故障率公開
Backblazeは、データセンターで稼動しているハードディスク(以下、HDD)を対象に、2019年のHDD故障率を公開しました。
2019年のHDD故障率
もっとも悪い故障率となったのはSeagate。低い個体では0.96%ですが、12TBモデルの『ST12000NM0007』は3.32%と、非常に高い故障率となっています。
HGSTと東芝は全てのドライブで1%以下となっており、良好な数値を示しています。東芝の『MD04ABA400V』は0%と、非常に優れた数値ではあるものの、データサンプルは少なく、99台しかないことには留意が必要です。
各社ごとの全ドライブの平均はSeagateが1.60%、HGSTが0.55%、東芝が0.32%。
2017~2019年の年別HDD故障率
2017年から2019年までの年別HDD故障率で見ると、Seagateの『ST4000DM000』および『ST12000NM0007』が3年連続で高い故障率を見せています。3年間での平均は『ST4000DM000』が2.43%、『ST12000NM0007』が2.24%。
HGSTの『HMS5C4040ALE640』は3年連続で0.5%以下となっており、3年間での平均は0.42%と良好な数値を示しています。東芝の『MD04ABA500V』は2017年および2018年ともに0%ですが、データサンプルはわずか45台と非常に少なめです。
2013~2019年のHDD生涯故障率
2013年から2019年までのHDD生涯故障率で見ると、各社ごとの全ドライブの平均はSeagateが1.49%、東芝が0.82%、HGSTが0.54%となり、HGSTがもっとも低い故障率を示しました。