スパイサイトがDiscordユーザーのメッセージなどを不正に取得して販売中。利用料はわずか5ドルから [Update 1: 続報]
Spy.petというスパイサイトがDiscordユーザーのメッセージなどを不正に取得して販売しています。海外メディアのPCMagが報じました。
更新履歴 [記事初公開日: 2024/4/18] ① 記事下部に続報を加筆。 [2024/4/29] [New] |
Spy.pet (https://spy[.]pet)というオンラインサービスがDiscordのサーバーをスクレイピングして、ユーザーのパブリックメッセージ(公開メッセージ)や、どのボイスチャンネルに参加しているかなどを追跡・アーカイブ化し、そのデータを販売している。利用料(最低課金額)はわずか5ドルからだ。 Spy.petによると、14,200以上のDiscordサーバーを追跡し、6億2,700万人以上のDiscordユーザー、40億以上のメッセージを取得しているという。 Spy.petを実際に使用した404 Mediaは、このサイトで公開されているDiscordのメッセージが本物であることを確認した。Spy.petは、スパイ、ストーカー、いじめ行為などに悪用される恐れがあり、ユーザーのプライバシーと安全性に大きな懸念をもたらしている。 いわずもがな、Spy.petの行為はDiscordの利用規約に反している。本件について、Discordの広報担当者は私たちに以下のように語った。
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< Update 1: 続報 > [2024/4/29] [New]
Discordは、Spy.pet関連のアカウントのBANを行いました。Discordは以下のように述べています。
私たちのサービスをスクレイピングしたりすることは私たちの規約に違反しています。Spy.petに関連しているアカウントを特定してBANをしました。また、法的措置も検討しています。 |
Discordによると、Spy.petに対して法的措置も検討しているとのこと。
Discordによるものかはわかりませんが、2024年4月26日にSpy.petのサイト『https://spy[.]pet』が削除されました。しかし、2024年4月29日に『https://spying[.]pet』へとアドレスを変えて復活しました。