Windows Serverがクラッシュしたり再起動する不具合。2024年3月のセキュリティ更新プログラムに起因 [Update 2]
Windows Serverにて、ドメインコントローラーがクラッシュしたり再起動する不具合が発生しています。
更新履歴 [記事初公開日: 2024/3/21] ① 記事下部にMicrosoftが不具合を認めた旨を加筆。 [2024/3/22] ① 記事下部に修正情報を加筆。 [2024/3/23] [New] |
不具合概要
2024年3月13日にリリースされたWindows Server用セキュリティ更新プログラムをインストールすると、ドメインコントローラーがクラッシュしたり、再起動が発生するとの不具合報告(Reddit / Microsoft Community)が複数件出ています。この不具合は、LSASS (Local Security Authority Subsystem Service)プロセスのメモリリークにより発生しています。
現在、この不具合は以下のOSおよび更新プログラムをインストールした環境にて発生が確認されています
- Windows Server 2012 R2 (ESU)
KB5035885 - Windows Server 2016
KB5035855 - Windows Server 2019
KB5035849 - Windows Server 2022
KB5035857
対処方法・回避策
2024年3月21日時点ではMicrosoftはこの不具合を認めておらず、対処方法は案内されていません。本不具合が発生してお困りの場合は、当該更新プログラムを一時的にアンインストールするくらいしか対処方法はありません。
Microsoftが不具合を認める [2024/3/22]
Microsoftは、2024年3月20日付け(米国時間)で本不具合を認めました。しかし、不具合の対処方法や回避策は公開されておらず、現状、当該更新プログラムをアンインストールするしかありません。
Microsoftによると、根本的な原因は特定しているため、近日中に解決策の公開を予定しているとのことです。
修正 [2024/3/23] [New]
Microsoftは、本不具合を修正した更新プログラムを緊急リリースしました。詳細は以下の記事をご覧ください。