GeForce RTX 5000シリーズ向けGPU、Blackwell GB202のプロセスなどがリーク

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NVIDIA Blackwell GPU

GeForce RTX 5000シリーズ向けとなるBlackwell GB202 GPUのプロセスノードなどがリークされました。海外メディアのVideoCardzが報じました。

先日、NVIDIAはGTC 2024でAI向けのBlackwell GPUを発表した。ハードウェアリーカーのkopite7kimi氏によると、ゲーム向けのBlackwell GPUであるGB202も同じプロセスノードのTSMC 4NPを使用するという。

4NPはN5 (5nm)の強化版となる。性能は4NP (Blackwell) > 4N (Ada Lovelace) > N5となるが、4NPの詳細はTSMCのページには記されていない。なお、4N系列はNVIDIA向けに最適化されたプロセスで、N4とは別物であることは留意されたい。

kopite7kimi氏によるリーク


GB202はGB100と同じプロセスノードを使用する。TSMC 4N (NはNVIDIA)は4nmではなくTSMC N5をベースにしている。このチップは少なくともトランジスタ密度が30%増加している。

1SMのL1キャッシュを見ると、GB202は、AD102やGA102 (128KB)と比較して明らかに大幅な改善が見られる。

以前にも述べたがGB202は12x8のコア構成のようだ。GB202がマルチチップパッケージ(チップレット)になるかどうかはまだわからない。

GB202は、L1キャッシュにも大きな向上をもたらすと見込まれている。また、GB202は12基のGPCと8基のTPCを備え、合計192基のSM数となる。CUDA数にすると最大24576基だ。(1SM=128CUDA)

[Source: WCCF TECH

GB202はGeForce RTX 5000シリーズのフラッグシップモデル、つまり、GeForce RTX 5090などへの採用が見込まれています。もちろん、フルスペックでの採用とはならず、何基かのSMが無効化されるでしょう。

GeForce RTX 4090のAD102は最大144SMですが、16SMが無効化されて16384CUDAでした。GeForce RTX 5090のGB202も16SMが無効化されると仮定するなら22528CUDAになります。このCUDA数はGeForce RTX 4090から37.5%増加した数字になります。

  • GeForce RTX 4090
    TSMC 4N / CUDA数: 16384 / GDDR6X 24GB
  • GeForce RTX 5090 (暫定)
    TSMC 4NP / CUDA数: 22528前後? / GDDR7 24~36GB?

Blackwell

Posted by にっち