中国国産8コアCPUのベンチマーク結果公開!現実はいつも残酷
中国国産の8コアCPU、KX-7000/8のベンチマーク結果がGeekbenchに掲載されました。そのリザルトがこちら。
KX-7000/8は中国・上海の半導体企業である兆芯(Zhaoxin)が製造した8コア8スレッド(8C8T)のデスクトップCPU。独自アーキテクチャ『世纪大道』(Century Avenue)を採用し、2023年末に発表された同社製の最新CPUです。
Geekbench 6でのベンチマーク結果は、シングルが823ポイント、マルチが3813ポイント。このスコアがどれほどのものかと申しますと、
Geekbench 6 | シングル | マルチ |
KX-7000/8 8C8T | 823 | 3813 |
Core i7-4770K 4C8T | 1265 | 4057 |
なんと、2013年に発売された4C8T CPU、Intel Core i7-4770Kよりも低いスコアとなっています。
兆芯は2018年のアナウンスで「KX-7000シリーズではAMDと同じ水準に達することを目標としている」と述べていましたが、現実は10年前のIntelにすら追いついていませんでした。