Bingの宣伝がまるでマルウェア。Chrome使用中に突然ポップアップ
Bingの宣伝がマルウェアのような様相を呈しています。海外メディアのWindows Latestが報じました。
Windows10でGoogle Chromeを使っていると、ブラウザの右下に突然Bingのポップアップが表示された。
私は一瞬、ブラウザがマルウェアに感染したのかと思った。しかし、これはMicrosoftの仕業だと判明した。 マルウェアのような上記のポップアップは、Chromeのデフォルトの検索エンジンをBingへと変更することを促している。このポップアップについてMicrosoftに問い合わせたところ、以下の回答を得られた。
Microsoftによると、『Yes』または『No, thanks』を選択するとポップアップは二度と表示されなくなるという。ここで『Yes』を選択すると、Bingの拡張機能が追加されて、検索エンジンがBingへと変わる。 調べたところ、このポップアップ広告は、一部の環境に対して追加された『C:\Windows\temp\mubstemp』の『BCILauncher.exe』または『BingChatInstaller.exe』に関連しているようだ。
［Source: Windows Latest］ |
筆者環境で確認したところ、Windows10 2台中1台、Windows11 2台中1台に当該exeファイルがありました。しかし、今のところ上記のようなポップアップは表示されませんでした。
当該exeファイルがあった
先日、Microsoftは、EUのデジタル市場法(DMA)に基づいてMicrosoft Edgeへと誘導する『Edge使え攻撃』をWindows上から減らしました。しかし、今度は『Bing使え攻撃』を活発化させているようです。
いちユーザーとしては、このような方法で宣伝されても不信感しか募りません。本当に、こういったことはやめてもらいたいものです。