GeForce Game Readyドライバ 552.22 不具合情報 ［Update 1］
GeForce Game Readyドライバ 552.22 WHQLの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。
| 更新履歴 ［記事初公開日: 2024/4/18］ ① 既知の不具合を1件追加。 ［2024/4/23］ ［New］ |
NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)
- Horizon Forbidden West Complete Editionにおいて、NVIDIA Reflexの設定をOn + Boostにすると、GPU使用率が低下します(＝フレームレートが低下)
- GeForce GTX 1000シリーズ環境において、鉄拳8 (TEKKEN 8)のプレイ中にゲームがランダムにクラッシュする場合があります
- ARK: Survival Evolvedにおいて、ゲーム内インベントリを開くとアーティファクトが表示・ちらつきます(※筆者注: ユーザー報告によると546.01以降すべてのドライバで発生するとのこと)
- 特定のモニター環境において、PCをスリープから復帰後にアプリを開くとわずかなスタッター(カクつき)が発生する場合があります
追加された既知の不具合 ［2024/4/23追加分］ ［New］
- NVIDIAコントロールパネルの『3D 設定の管理』 → 『マルチフレーム サンプリング AA (MFAA)』をオンにしていると、新しいMicrosoft Teamsおよび新しいMicrosoft Outlookにアーティファクト(表示の乱れ)が表示されます
その他の不具合
- GeForce環境において、Chromiumベースのアプリケーション(Google ChromeやMicrosoft Edgeなど)で市松模様のようなものがランダムに表示される場合があります。回避策・対処方法はこちらの記事をご覧ください。この不具合はWindows側のバグです。NVIDIAによると、2023年11月29日にリリースされたWindows11 Insider Preview Canaryチャネル Build 26002で修正されたとのことです。いずれ通常版のWindowsでも修正されることが期待されます。
- ノートPC / モバイル環境において、NVIDIA App / GeForce Experienceに『WhisperMode』が表示されない、または「Not Ready」と表示される場合はこちらのFAQページをご覧ください。
- Intel第13世代や第14世代(Core 13000シリーズや14000シリーズ)を使用していると、ゲームがクラッシュしたり、「Out of video memory trying to allocate a rendering resource」(レンダリングリソースを割り当てようとしているビデオメモリが不足しています)というエラーが表示される場合があります。これはGeForceの不具合ではありません。Intel第13世代/第14世代CPUの不具合です。現在、Intelはこの不具合を調査しています。この不具合の詳細および対処方法は以下の記事をご覧ください。
ユーザー報告の不具合
- 552.12以降、CoD: Warzoneを5～10分ほどプレイすると、まともにプレイできないほどのラグやスタッター(カクつき)が発生し、ゲームがクラッシュします。ほかのゲームではまったく問題なく、CoD: Warzoneでのみ起こります ［RTX 3060 12GB］
- 552.12以降、EA appからEA SPORTS FC 24を起動できなくなりました。ほかのゲームは問題なく起動します ［RTX 4070 / Core i5-12600K］
- 144Hzモニターを使用していますが、552.22にしてから最大100Hzまでしか選択できなくなりました。552.12に戻したところ、144Hzを使用できるようになりました ［RTX 2080 Ti］
今のところ目立った大きな不具合報告は出ていません。ごく一部の環境で552.12以降、特定のゲームがクラッシュしたり起動しないといった報告が出ていますが、報告数は少なく環境依存の可能性が高いものと思われます。
上記のような不具合にお困りの場合は、ドライバのロールバックをご検討ください。以前のドライバはNVIDIAのサイトからダウンロードができます。
2024/4/23追記 ［New］
新たに、Microsoft Teams / Outlookの表示が乱れるという既知の不具合が追加されました。MFAAを有効にしている環境でこれらのアプリを使用されている方はお気をつけください。