Backblaze、2023年のHDD故障率公開。2023年も一番壊れやすかったのはあのメーカーでした
Backblazeは、データセンターで稼動しているハードディスク(以下、HDD)を対象に、2023年のHDD故障率を公開しました。
2023年のHDD故障率
2023年のHDD故障率
[Source: Backblaze]
対象となるのは2023年1月1日から12月31日まで使用された274,622台のHDD。最も故障率が高かったのはSeagateの14TB HDD『ST14000NM000J』で故障率は14.64%。その一方、もっとも故障が少なかったのもSeagate製で、8TB HDDの『ST8000NM000A』は故障率0%でした。ただし、『ST14000NM000J』は77台中2台、『ST8000NM000A』は204台中0台と、いずれもサンプル数が少ないことには留意が必要です。
各社ごとの全ドライブの平均故障率(メーカーごとのAFRをすべて足して、モデル数で割って算出)は、Seagateが4.45%、東芝が2.33%、HGSTが2.02%、WDが0.41%。Seagateが最も高く、WDが最も低い平均故障率でした。
2021~2023年の年別HDD故障率
2021年から2023年までの年別HDD故障率で見ると、平均故障率(3年間のAFRを足して3で割って算出)は、Seagateの14TB HDD『ST14000NM0138』が6.16%と最も高い故障率を見せています。
2013~2023年のHDD生涯故障率
2013年から2022年までのHDD生涯故障率で見ると、各社ごとの全ドライブの平均故障率(メーカーごとのAFRをすべて足して、モデル数で割って算出)はSeagateが3.99%、東芝が2.04%、HGSTが1.37%、WDが0.35%。