Gigabyte、グラボに亀裂が入りやすい問題を改善。最新リビジョンのGeForce RTX 4000シリーズで基板デザインを変更
Gigabyteは、グラボに亀裂が入りやすい問題を改善しました。海外メディアのVideoCardzが報じました。
以前からGigabyte製のGeForce RTX 3000シリーズおよびGeForce RTX 4000シリーズは、基板(PCB)に亀裂(クラック)が入って物理的に壊れやすいことが問題になっている。 PCからグラボを取り外した際や、サポートステイ(突っ張り棒・たわみ防止ブラケット)なしで長期間使用しているとこういった小さな亀裂が発生することがある。上記写真の矢印部分に亀裂が生じると、重要な信号が流れなくなるため、カードは動作しなくなる。修理できなくはないが、難易度は高く、修理業者に依頼すると高額になる。この問題はGigabyteだけでなくほかのメーカー製品でも発生が確認されている。 Redditに共有された情報によると、GigabyteのGeForce RTX 4080およびGeForce RTX 4090は、rev 1.0と1.1とで以下のような違いがある。 最新リビジョンであるrev 1.1ではコネクタ周辺の基板が広くなっており、亀裂を生じにくくさせる改善が施されている。 GeForce RTX 4000 SUPERシリーズでも同様にこの変更が行われている。
[Source: VideoCardz] |
この変更でどれほどの効果があるかはまだ未知数ですが、rev 1.0よりは耐久度の向上が期待できそうです。
なお、耐久度が向上してもサポートステイの使用を推奨いたします。例えグラボが壊れにくくなったとしても、重量級グラボをサポートステイなしで使用し続けると、以下のように、PCが破損する恐れがあります。
サポートステイは、Amazonで1,000~2,000円ほどの安価で買えるため、取り付けておくことを強くおすすめいたします。