Microsoft、Windows11のファイル圧縮機能を強化
Microsoftは、Windows11のファイル圧縮機能を強化しました。
現在、通常版のWindows11でOS上から圧縮できる形式はZIPファイル(.zip)形式のみに限られていますが、Windows11 Insider Previewでは、ZIP形式に加えて、7-Zip形式(.7z)、TAR形式(.tar)にも対応しています。
2024年1月26日付け(現地時間)でリリースされたWindows11 Insider Preview Canaryチャネル Build 26040ではさらに圧縮機能が強化され、『追加オプション』という項目が追加されました。
この項目を選択することで、より詳細なアーカイブの形式(圧縮形式)、圧縮方法、圧縮レベルを設定できるようになりました。
- アーカイブの形式: 『7zip』『tar (GNU)』『tar (POSIX pax インターチェンジ)』『tar (制限付き POSIX pax インターチェンジ)』『tar (POSIX ustar)』『ZIP』から選択可能
- 圧縮方法: 選択できる圧縮方法はアーカイブ形式により異なります
- 圧縮レベル: 0~9
- シンボリックリンク・ハードリンクを保持する追加オプション
例えば、7-zipだと、圧縮方法を『Store』『Deflate』『BZip2』『LZMA1』『LZMA2』『PPMd』から選ぶことができます。
圧縮レベルは、0~9で設定でき、数字が大きくなればなるほど圧縮後の容量が小さくなりますが、その分、圧縮に時間もかかるようになります。
圧縮機能の強化は、今のところはまだWindows11 Insider Previewのみの実装ですが、今後、通常版Windows11への実装も期待されます。