AMD Software: Adrenalin Edition 23.40.01.10公開。AFMFプレビュー
AMDは、AMD Software: Adrenalin Edition 23.40.01.10 Preview Driver for AMD Fluid Motion Framesを公開しました。
最初に、本ドライバはFSR 3 / AMD Fluid Motion Frames (以下、AFMF)に対応するプレビュードライバになります。あくまでも、AFMFを試したい場合にのみお使いください。
機能ハイライト
- AMD Fluid Motion Frames (AFMF)フレーム生成テクノロジーによりフレームレート向上
- AFMFは、AMD Radeon 700M、RX 6000、RX 7000シリーズGPU上のDirectX 11および12ゲームにフレーム生成テクノロジーを追加します
- Hybrid Graphicsモードのシステムでこの機能を有効にするには、使用するGPUでAFMFがサポートしている必要があります
- AFMFは、AMD Radeon 700M、RX 6000、RX 7000シリーズGPU上のDirectX 11および12ゲームにフレーム生成テクノロジーを追加します
- AFMFは、素早い動作中はフレーム生成を動的に無効化して画質を維持します
留意事項
- DirectX 11および12で使用可能
- AFMFを有効にすると遅延(レイテンシー)が発生する場合があります。動きの速い対戦ゲームでは良好なエクスペリエンスとならない場合があります。遅延を改善するため、AMD Radeon Anti-Lagと組み合わせることを推奨します
- 最低60 fps以上フレームレートが出る環境での使用を推奨
- ショートカット[ALT]+[Shift]+[G]キーでAFMFの有効/無効をその場で切り替えられます
- 本ドライバでAFMFを使用するにはV-SYNC (垂直同期)を無効にして、ゲームをフルスクリーンにする必要があります
- ボーダーレスフルスクリーンとの互換性を向上させるために、Windows11環境の場合はOptimizations for windowed gamesを有効にすることができます
- AMD Software: Adrenalin Editionのゲーム内オーバーレイを使用してフレーム生成のステータスを確認できます
- AFMFは、ゲームエンジンの外部でフレームレートを向上させるフレーム生成技術です。フレームレートを確認するにはその結果得られるFPSを確認するにはAMD Software Performance Metrics Overlayを使用してください
- 現時点では、サードパーティ製のモニタリングツールをサポートしていません
AMD Software: Adrenalin Edition 23.40.01.10ドライバ対応製品
AMD Software: Adrenalin Edition 23.40.01.10ドライバは、以下の製品をサポートします。
- Radeon RX 7000 / 6000シリーズデスクトップグラフィックスカード
- Radeon 700MシリーズiGPU
AMD Software: Adrenalin Edition 23.40.01.10ドライバで修正された不具合
AMD Software: Adrenalin Edition 23.40.01.10ドライバでは、以下の不具合が修正されています。
- AFMFが有効な状態でゲームの解像度を変更したりするとドライバがクラッシュする不具合
- AFMFが有効な状態でXbox Game Barを閉じると、スタッター(カクつき)が発生したりドライバがクラッシュする不具合
- FreeSyncモニター環境でAFMFを有効にすると、フレームレートが不安定になる不具合
- AFMFを有効にしていると、特定のシーンでテアリングなどのアーティファクトが目立つ不具合
- ドライバがクラッシュし、AFMFが非アクティブになる不具合
- DirectMLのワークロードで想定よりパフォーマンスが低くなる不具合
- Radeon RX 7000シリーズ + 特定のモニター(Nixeus NX-EDG274Kなど)環境において、ドライバアップデート後に断続的にグレーの画面が表示される不具合
- 特定のUWPアプリケーションにおいて、Graphics APIメトリックが『N/A』と表示される不具合
- Radeon RX 7900 XTXなどの一部のAMDグラフィックス製品環境において、4x SAAAを有効にしてWar Thunderをプレイすると、地面のテクスチャが断続的にちらつくことがある不具合
既知の不具合
AMD Software: Adrenalin Edition 23.40.01.10ドライバには、以下の既知の不具合があります。
- AV1 codecを使用してAMD Software: Adrenalin Editionで録画すると、音と映像が同期しなくなる場合があります
- [ALT]+[Shift]+[G]キーを使用してAFMFを有効にしたあと、FRTCトグルが消える場合あります
- 『ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング』(HAGS)が有効だと、ゲーム中に動画を再生するとドライバがクラッシュする場合があります
- Parsecアプリがクラッシュする場合があります
- Radeon RX 6900 XTなど一部のAMDグラフィックス製品環境において、Deathloopを起動すると長時間ブラックスクリーンが表示され続ける場合があります
- ドライバのアップデート後、ゲームプロファイルのAFMFが誤って有効になっている場合があります
AMD Software: Adrenalin Edition 23.40.01.10ドライバ ダウンロードリンク
ドライバのダウンロードは以下のリンクからどうぞ。
AMD Software: Adrenalin Edition 23.40.01.10 Preview Driver for AMD Fluid Motion Frames