GeForce 551.52 ドライバ 不具合情報。いまだにカクつくとの報告
GeForce 551.52ドライバの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。
NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)
- Windowsの設定でHDRが有効になっていると、Google ChromeやMicrosoft EdgeなどのChromium系ブラウザでSDR動画を再生した際に黒色が正常に表示されない場合があります [New]
- Microsoft EdgeでNetflixを視聴すると、表示がおかしくなる場合があります。一時的な回避策として、Netflixアプリケーションの使用をおすすめいたします
- GeForce GTX 1000およびRTX 2000シリーズにおいて、『ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング』(HAGS)とSLIの両方が有効の場合、PCがランダムにフリーズしたりブルースクリーンエラー(BSoD)が発生する場合があります
- ゲーム終了後、Freestyleフィルターの設定が保存されていない場合があります。この不具合は次のGame Readyドライバで修正を予定しています
その他の不具合
- GeForce環境において、Chromiumベースのアプリケーション(Google ChromeやMicrosoft Edgeなど)で市松模様のようなものがランダムに表示される場合があります。回避策・対処方法はこちらの記事をご覧ください。この不具合はWindows側のバグです。NVIDIAによると、2023年11月29日にリリースされたWindows11 Insider Preview Canaryチャネル Build 26002で修正されたとのことです。いずれ通常版のWindowsでも修正されることが期待されます。
ユーザー報告の不具合
- 『ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング』(HAGS)を有効にしているとまだスタッター(カクつき)が発生します
- ほかの54x番台よりも改善されているのは明らかですが、バトルフィールド2042やその他のゲームでまだラグを感じます。このラグは537.58にはありません。
- Forza Horizon 5でカクついたりFPSが低下したりします。以前の55xドライバよりはマシですが、それでも537.58の方が優れています。私の環境ではHAGSを無効にして効果はありませんでした。再び537.58に戻ります [RTX 3080 Ti]
- V-SYNC (垂直同期)を有効にするとフレームレートが60から55へと低下します [RTX 2060]
- V-SYNCが有効だと1~10 fpsほど低下します。HAGSの有効/無効に関係なく低下します [RTX 3060]
大分、既知の不具合が減ってきましたが、新たにHDR有効環境でChromium系ブラウザでSDR動画を再生すると、黒色が正常に表示がされないという既知の不具合が追加されました。HDR環境の方はお気をつけください。
また、本ドライバおよび551.46Hotfixで修正したとされるV-SYNC有効時にカクつく不具合ですが、以前のドライバよりはマシなものの、いまだに発生するとの報告が複数件出ています。537.58に戻すと直りますので、本不具合にお困りの方はドライバのロールバックをお試しください。以前のドライバはNVIDIAのサイトからダウンロードができます。