需要低迷等によりハードディスクメディア工場が閉鎖。台湾にて。約600人が解雇
需要低迷により、台湾のハードディスクメディア工場が閉鎖となります。台湾メディアの経済日報(經濟日報)が報じました。
Resonac HD Taiwanは1990年に設立され、主にハードディスクの生産を行ってきた。台湾国内では唯一のハードディスク専業メーカーだ。しかし、ハードディスクの需要低迷に伴って、工場の閉鎖が2023年9月に決定した。これにより、約600人の従業員が段階的に解雇される。 [Source: 経済日報] |
Resonac (旧昭和電工)が生産したハードディスクメディアは、東芝のハードディスクドライブ(HDD)にも採用されています。そのResonacの台湾工場の閉鎖が2023年9月に決定(PDF)し、10月には生産が終了しました。2024年6月には株主総会・解散決議が予定されています。なお、生産終了となったのはあくまでも台湾工場のみで、日本国内の株式会社レゾナックHD山形の事業は継続します。
本件について、親会社の株式会社レゾナック・ホールディングスは、「グローバルでのハードディスクドライブの需要低迷等、市場環境の変化や、HDメディア事業全体の戦略の見直しに基づくもの」と説明しています。