Intelさん、Core i7-1065G7の勝利宣言。しかし、その翌日に敗北する
2020年1月6日、IntelはCES 2020にて、同社のモバイル向けプロセッサー『Core i7-1065G7』は、AMDの『Ryzen 7 3700U』よりも優れていることをアピールしました。そのグラフがこちら。
どちらのCPUも4C8TでTDP15Wとされており、この枠組みでは『Core i7-1065G7』に軍配が挙がりました。しかし、悲劇はその翌日に起こります。
2020年1月7日。AMDはZen 2世代となるTDP15Wのモバイル向けプロセッサー『Ryzen 7 4800U』を発表しました。『Ryzen 7 3700U』は12nmのZen+世代でしたが、『Ryzen 7 4800U』は7nmのZen 2世代となり、8C16TながらTDP15Wとされています。
AMDは同じTDP15Wという枠組みでIntelの『Core i7-1065G7』を競合プロセッサーとし、以下の優位性をアピールしました。
スライドショーではアプリケーションやゲームパフォーマンス、シングル・マルチスレッドパフォーマンスなど、多くの場面で『Ryzen 7 4800U』が勝っていることを示しており、Intelがアピールした優位性を、AMDはわずか1日で覆してしまいました。
なんでしょう。こう、4文字で表すなら、諸行無常、といったところでしょうか……。なんとも半導体の進歩の速さを実感する対決結果となりました。