GeForce 546.33 ドライバ 不具合情報。カクつきは直らず [Update 4: NVIDIAがカクつきの不具合を認める]

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GeForce 546.33ドライバの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。

更新履歴 [記事初公開日: 2023/12/16]
① 当サイトに寄せられたユーザー報告の不具合を1件追加。 [2024/1/1]
② 当サイトに寄せられたユーザー報告の不具合を1件追加。 [2024/1/5]
既知の不具合を1件追加。 [2024/1/6]
既知の不具合を1件追加。 [2024/1/12] [New]

NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)

  • 一部の環境において、Webブラウザのスクロール時に若干のスタッター(カクつき)が発生する場合があります
  • Microsoft EdgeでNetflixを視聴すると、表示がおかしくなる場合があります。一時的な回避策として、Netflixアプリケーションの使用をおすすめいたします
  • GeForce GTX 1000およびRTX 2000シリーズにおいて、『ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング』(HAGS)とSLIの両方が有効の場合、PCがランダムにフリーズしたりブルースクリーンエラー(BSoD)が発生する場合があります
  • G-SYNCモニターをHDMIモニターにクローンすると、黒い横線が表示される場合があります
  • GeForce RTX 3080 Tiを搭載したAlienware X17 R2ノートPC環境において、dGPUモードでDirectXゲームを起動すると画面に何も表示されなくなります
  • GeForce RTX 4060 Ti環境において、アプリケーション使用中にモニターがランダムにちらつき、画面上部に黒いバーが表示される場合があります
  • GeForce GTX 900シリーズなどのMaxwell GPU環境において、モニターのスリープが解除されない場合があります

追加された既知の不具合 [2024/1/6追加分]

  • HWiNFO64の『プログラム』 → 『設定』 → 『セキュリティ』タブ → 『NVMLを有効にする』にチェックが入っているとフレームレートが不安定になる場合があります。(筆者注: この項目はデフォルトでチェックが入っています)
    HWiNFO64: 『NVMLを有効にする』

追加された既知の不具合 [2024/1/12追加分] [New]

  • V-SYNC (垂直同期)を有効にすると特定のゲームでフレームレートが不安定になる場合があることを認識しています。現在、私たちはこの不具合を調査しています
    (筆者注: 既知の不具合リストには記されていませんが、NVIDIAがフォーラムに上記内容を投稿しました)

その他の不具合

  • GeForce環境において、Chromiumベースのアプリケーション(Google ChromeやMicrosoft Edgeなど)で市松模様のようなものがランダムに表示される場合があります。回避策・対処方法はこちらの記事をご覧ください。この不具合はWindows側のバグです。NVIDIAによると、2023年11月29日にリリースされたWindows11 Insider Preview Canaryチャネル Build 26002で修正されたとのことです。いずれ通常版のWindowsでも修正されることが期待されます。

ユーザー報告の不具合

  • 165Hzモニターを使っていますが、V-SYNCとG-SYNCを有効にすると158Hzでロックされます
  • このドライバを含め、545以降、V-SYNCを有効にするとほとんどのゲームでフレームレート(fps)の低下とカクつきが発生します。『ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング』(HAGS)を無効にすればカクつきはなくなりますが。Frame Generationが使えません。537.58に戻すと直ります
  • 今回もダメです。フレームレートが低下してカクつきます。537.58に戻すと解決します [RTX 4070]
    (※同様の報告多数)
  • アヴェウムの騎士団がすぐにクラッシュします。設定はUltra + DLSS3 Quality + Frame Generation + NVIDIAコントロールパネルでV-SYNCオンです。537.58に戻すとクラッシュしません
  • このバージョンを適用したPCではブラウザのメモリ管理が正しく行われなくなり、仮想メモリが枯渇する形でクラッシュする不具合が発生しているのを確認しました(この時、システム管理に設定していた仮想メモリが一気に容量を確保する形でストレージの容量が一気に減る現象も確認しました。これらの現象はドライバをロールバックしたら直りました) (※当サイトに寄せられた不具合情報) [2024/1/1追加分]
  • ↑これの派生ですが、ロールバックでも直りません。当方で症状改善したのはGuru3D配布のDDUを介して一旦旧ドライバの情報を根絶した上でドライバクリーンインストールしたところ改善しました。環境にもよるのでしょうが従来のアンインストール方法では原因が排除できないようです。 (※当サイトに寄せられた不具合情報) [2024/1/5追加分]

 

546.31Hotfixにて「V-SYNCが有効な場合、断続的なカクつきが発生する不具合」は修正済みとされていますが、いまだにこの不具合が発生するとの報告が多数出ています。

537.58に戻すと直りますので、本不具合にお困りの場合はロールバックをお試しください。以前のドライバはNVIDIAのサイトからダウンロードができます。

2024/1/6追記
新たに、HWiNFO64を起動しているとフレームレートが不安定になるという既知の不具合が追加されました。『NVMLを有効にする』はデフォルトで有効になっていますので、HWiNFO64を常時立ち上げている方はお気をつけください。

2024/1/12追記 [New]
ユーザー報告にあったV-SYNC有効時にカクつく不具合をNVIDIAが認めました。やはり546.31Hotfixで修正しきれていなかったようです。現在、NVIDIAは不具合を調査しているとのことです。