FSP、電源新製品に12V-2x6コネクタを採用。12VHPWRはもうお役御免か
FSPは、同社製電源の新製品に12VHPWRコネクタではなく12V-2x6コネクタを採用する模様です。海外メディアのQuasar Zoneが報じました。
FSPは毎年さまざまな電源(PSU)の新製品を市場に投入している。今回、同社の新製品が披露された。そのラインナップが以下だ。 これらの新製品はすべて、12VHPWRコネクタではなく、新しい12V-2x6コネクタが採用されている。 12V-2x6について軽く説明すると、このコネクタは12VHPWRの後継コネクタだ。細部のサイズが変更されているが、12VHPWRとの互換性を備える。また、12VHPWRと同様に最大600Wの電力供給が行える。 そして最大の特徴は固定力だ。12V-2x6は12VHPWRより固定力が改善されており、12VHPWRで発生した融解問題に焦点が当てられている。 FSPは、これらの電源を2023年10月中旬頃から順次発売を予定している。 [Source: Quasar Zone] |
12VHPWRコネクタは差し込みが甘いと融解する恐れがあり、これまでに多数の融解報告が出ています。そのせいもあってか、早々に後継コネクタとなる12V-2x6コネクタが登場しました。すでにNVIDIAも同社製グラボで12V-2x6コネクタを採用しています。
おそらくは、12VHPWRコネクタはもうお役御免となり、グラボメーカー・電源メーカーともに12V-2x6コネクタの採用へとシフトしていくでしょう。